将棋と関係があるのか？って話ではありますが、里見さんがお父様の影響で格闘技好きとなり、空手バカ一代を読んでいたり、柔道選手をリスペクトしていたり、ボクシングの村田選手の試合を見に行ったりということもありましたね。（真面目に探せば、上のリンク先以外にも記事はいろいろ出てくるはずです。）
それで、私の場合も一番好きな漫画は小林まこと先生の『１２の三四郎』なんですが、中高生くらいの時にはプロレスをテレビで毎週かかさず見ていましたし、馬場と猪木がタッグを組んだプロレスオールスター戦とか、ザ・ファンクス対ブッチャー・シークの最強タッグ戦とかは会場に観に行きました。どちらかというと馬場派だったんですが、最強は猪木かなというのもあり、全日本と新日本のどちらが好きだったかとかは一概になんとも言えません。
格闘技も全般的に見るのは好きでしたが、何十年も前はマス大山の極真会館の影響が大きかったせいか（熊殺しウイリーとかも）、空手の方が柔道より強い（打撃＞投げ技）という認識でしたが、そこが変わったのが、やっぱりグレイシー柔術の登場で、あの頃から柔道はスポーツというだけでなく格闘技として強いんだと思うようになりました。寝技、関節技なども含めてですね。それって、僕だけでなくて世の中的にそうだったと思うんですが。最近の格闘技はさらに進化をして打撃も組み技も両方できないと勝てないのかと思われます。
それで漫画の話に戻って、この柔道部物語は柔道経験者の小林まこと先生がギャグ要素を抑えて思い入れで書いたということらしく、前から一度は読みたいと思っていたのを先週ふと思い出し、Amazonで購入しました（コンビニとかで売られるワラ半紙の分厚い奴）。ストーリーの最後に、最強のライバルとして西野というヒール役の選手が出てくるのですが、これ「打倒、西野」がどうしても「打倒、西山」に見えてしまいます（俺だけか？
）。
）。 格闘技の話ついでに、堀口vs朝倉海戦について、前田日明さんと船木誠勝さんがカーフ・キックを含めてYouTubeで解説しているのですが、流石にプロの視点は違います。最近はお二人のYouTubeをよく見ていますが、前田さんは昔の危ない奴のまんまの要素に加えて、ずいぶん太っちゃったりして朴訥な感じながらも、しゃべると実は結構面白い人なんだなと。でも、一言で言えば心身ともにでかい人って感じです。一方の船木さんは誠実な男のイメージそのもの。僕が格闘技をあんまり見なくなったのも、船木がヒクソンに負けて、桜庭もシウバに3連敗して、あの頃からだんだん応援する人もいなくなって見なくなったかなぁ。船木さんがヒクソンに首を締め落とされたとき、タップしなかったのは壮絶だった......。
堀口vs朝倉戦１
堀口vs朝倉戦２
前田さんのチャンネル
船木さんのチャンネル
それで、解説を聞いてよく分かったのは、リベンジする側となる堀口選手のチームとしての研究が実ったということ。将棋も電王戦の頃は少し言われてましたが（今でも？）、チェスなんかのように強い人はソフト研究に始まり、メンタル、食事栄養面とかトップ選手をサポートするチームを組んだらどうなんだと、そういうことですが、将棋の棋士だとトッププレイヤー以外はスタッフを養うほどの収入はないだろうし、そうなると不公平ってのもあるし、また逆にみんな一匹狼なんだという要素もありそうだし。ソフトも無償公開で相当強いのですが、藤井二冠などは高性能のCPUを積んだ最強マシンを使ってるとか。ただ、マシン差で、最善手とかが変わって来るにしても、その違いを知ることが出来て有効なのか、分かったからといってどうしようもない話なのか、その辺はよく分かりません。それよりも人間系の話として、鈴木環那女流が森内九段の指導を受けて成績が上向いているということですが、女流に限らず、誰と研究するのかとかの方が重要な気がしますし。強い人ほど、強い人に声を掛けることができるという面もありそうですが（断られにくいので？）、羽生さんが長岡さんや佐藤紳哉さんを研究パートナーに選んでいる（いた？）というのは、強い弱いだけでなく自分より若い人から最新の研究状況を確認したい（と直接言わないにしても）そんな意味かなぁとか。あと豊島竜王も対人の研究会はやらずに、ずっとソフト研究のみだったのを少し変えようか（変えた？）という話だったか・・・とか、なんか話が発散していくばかりなので、今日はこの辺で。
それで、話を戻すと、来週17日から女流名人戦の五番勝負が始まります。里見さん、ここのところ少し調子が下り坂だったかもしれませんが、一戦必勝で是非頑張ってもらいたいです。
里見さん、頑張れ～
里見さん、頑張れ～