本日、東京の明治記念館で行われた第2局は、後手番の挑戦者、里見女流四冠が先手西山女流王座の三間飛車に対して、4手目に△４二玉と上がり、居飛車を宣言。対抗形の将棋となりましたが、110手でほぼ完勝だったように思います。
午前中は48手まで進み、消費時間が西山さんは1時間12分、対する里見さんは25分で、決断良く指したという以上に、ある程度、研究範囲ということだったのでしょうか？ただ午後になって直ぐ、50△８七飛成の一手に30分を使うなど、中盤戦以降は消費時間も拮抗し、むしろ里見さんの方が先に時間を使うようになっていきましたが、やや後手ペースで、優勢な方は慎重に、劣勢な方は勢いよく勝負手気味にという側面があったのかもしれません。里見さんの60△８一歩（９一の香車を先手７一の龍で取らせないってこと？）に現地の控室が「おお」、「強い人だ」と声が上がったとのこと。その後も、よどみなく、最後残り時間13分の局面で88△５九龍と切ってからは勝ちを読み切っていた様子で、終局時にも9分の時間があり理想的な時間配分でした。（11/11追記：73▲６三銀、74△４二金の交換が入るまでの中盤戦は激戦だったようです。）
初戦は大熱戦ながら先手番を落としてしまったものの、本日見事に後手番で取り返し、これで改めての三番勝負。次局は神奈川（私の地元やん）陣屋さんで、12月1日に行われます。初戦は、序盤いい感じの流れながら、最初の仕掛けのチャンスを躊躇し、結果として少し損をしたようでしたが、今日は決断良く、午前中の11時30分の段階で38△６五歩と突いて戦いに踏み切りました。事前準備から、対局中の決断（気持ち？気合？）、集中力と非常に良い充実ぶりを見せた一局だったのではないでしょうか。
それでは、そろそろ8時になりますので、ライブ中継を見ます。⇒と思ったのですが、機材トラブル？とかで22時から録画放送に変更となりました。（いろいろありますね...。でも、今日は楽しく見れるので、いいよ！・・・11/11追記：実際は始まったのが23時過ぎでした。）
