里見さん残念でした。振り駒で先手となり、中飛車を志向。そうすれば西山さんはほぼ100%飛車を振るので相振り飛車（三間飛車）とかになりそうですが、相中飛車となり、それが想定外だったのかもしれませんが、ゆっくりした序盤で、西山玉は右へ、里見玉は左に行って居飛車に戻してから、また右玉模様という少し手損するような展開に。去年までの里見vs西山戦を見ていると、序中盤あたりまで里見さんが先行し、そのまま押し切れるか、そうでなければ、その辺りから西山さんが剛腕を発揮し逆転勝ちというパターンが多かったと思います。
そういう意味で今日は序中盤から苦しい展開となり、持ち時間も先に消費する展開となりましたが、これはここ数か月の男性棋士との一般棋戦などでも同じような流れで、互角かやや苦しいながらもぎりぎりで受けつつ局面をひっくり返す、ただ残り時間がどうかという戦い方と同じような印象もあり。そういう意味では、ずっと意識して訓練してきた形は崩れなかったというのか、さらには終盤で西山さんが見損なったのか、最終盤で逆転したようなのですが、最後の最後に馬で王手されたときに銀合いなら詰まずのところを、本譜は桂合いで即詰み負けとなってしまったようです。1分将棋だったので、形勢逆転を意識されてなかったのか、その辺はよく分かりませんが・・・。
今日勝ち切ってたら大きな一勝だったと思いますが、まぁ残念でした。しかし、今回の女流王座戦は第3局が12月入ってからですので、どういう星勘定でも長期戦になります。もちろん、第2局は是が非でも勝ってほしいし、一つ勝てば流れも変わるだろうと思ってますが、結果に一喜一憂しすぎず、勝負はこれからだし、本当に強いのは里見さんだと信じてますので、しっかり応援するのが唯一ファンのやるべきお務めかと。この後、夜8時からの振り返り動画も意気揚々と見るって訳にはいきませんが、里見さんが気力を振り絞って戦われたのでしょうから、辛いところはありますが、しっかり見ようかと。あと気分転換、すぐ明後日はマイナビなので落ち込んでる暇はありません。香奈さん、Fight