「岸辺のアルバム」 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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女流棋士の福間(旧姓里見)香奈さんを応援しています。その他将棋や自分の日常のことなど。

 山田太一脚本のテレビドラマ。1974年の多摩川氾濫で19軒の住宅が流された災害をベースに、中流家庭の崩壊を描いたとされています。僕の実家は東横線沿いなので多摩川はお馴染みですし、小学生の時にテレビで見ていたような微かな記憶があります。昨年も大雨の被害が出ましたが、ちょっと前に母親とこのドラマの話をしたところです。ケーブルテレビで八千草薫さんの追悼番組として連続放映していたので最後の3話ほど連続して見ました。







 父親役の杉浦直樹さんも、とうに亡くなってたのですね。演じる役は仕事してあとは飲んでくる位で家庭を省みない、普通にどこにでも居たような昭和の父親像です。うちの親父も似たようなところがありました。最後、家が流される時に家族の思い出であるアルバムを持っていこうと。ただ俺には家族も子供たちも言うこと聞かず、手に入れた家だけは守るんだと頑なになったところ、奥さん役の八千草さんに貴方は綺麗事のアルバムを大事にするけど、いつも仕事だと言っては家族と向かい合ってこなかったとなじられます。
 最後は、家が流され避難所の生活からやり直し、会社も傾いて早期退職して人生をやり直すと決めたところでドラマは終わります。親の世代の話なんだけど、今自分がそれくらいの歳になっていて笑ってしまいます。