明日、（４月早々(^^ゞ年休取らせて頂き）元湯陣屋の大盤解説会に行って参ります。言わずと知れた、西山女王対里見女流四冠の頂上決戦です。ただ、対局者のお二人はたぶんですが、あんまりそういう意識が無くて、将棋は勝つか負けるか、相手は自分より強いか弱いかっていうそういう一軸しかないんじゃないかと。要するに女性であるからどうという訳でなく。。。ただ、もちろん女流棋戦ですし、特に里見さんは清水女流六段を間近で見続けて学ぶところあり、凛とした女性らしさと強さを自然な振る舞いの中で両立して表現できるような感じになりつつあるように思えます。
今日は対局前日の記念撮影、検分などに加えて、短いですがお二人のインタビュー動画がアップされています。里見さんの方は、いい意味でいつも話すことがシンプルに（つまらなく、…^^;）なっているかと・・・。本当、これいい意味です。奇をてらうような面白いことを言う必要もないし（そういうキャラでもないし）、ファンもそういうのを求めている訳ではないし、平常心で臨み全力を尽くしたいという気持ちが表れていたのではないかと。イベントなんかではちょっと素で面白かったりして、とっても可愛いのですが。。。対する西山さんの方は、少し正直な気持ちが出ていたようで、里見女流四冠の印象を聞かれて、直近の２戦も完敗で相当頑張らなければいけないと。。もちろん、これはNHK杯の予選と叡王戦の予選のことと思いますが、西山さんは両方後手番だったし、NHK杯は（放送は後ですが現実には先に行われたはずですが）持ち時間が短い中、持ち味通りというか多少無茶気味に突っ込んで、序盤損しても力技で引っくり返せばいいやみたいな作りでしたし、叡王戦は里見さんが意表を突く居飛車でガチガチというより少し遊びが入った勝負で間合いを図り損ねた感じだったでしょうか？里見さんの方が攻めと守りの手の作りが細やかで巧みに見えますが、暴れたら西山さんの方が豪快にも見えるし、今度は持ち時間３時間のじっくりした戦いになるので、直近２戦はあまり参考にならないんじゃないかと。むろん、勝った里見さんの側を持って言えば最近の充実ぶりの結果でありマイナス要素はないと思いますが、いずれにしても明日は明日。どうなるか分からないと思っておいた方が良いのでしょうが、同時に私は里見派なので、２００％勝つと信じて観に行きます！！
ところで、明日の大盤解説会は青野九段が解説者ということですが、立会人でもあるので、終局間際とかどうするのでしょうか？理事の方が誰か来ると思うので、その方にバトンタッチをするか、あとは現地観戦に来るプロ棋士/女流棋士がおられるように思うので、ゲストで飛び入り出演があるのではと期待してます。しかし立会人がメインの解説者っていうのも多少無理矢理に思えますが。。。
あと女流棋士４５周年記念パーティーのチケット販売始まったようですね。分かっちゃいるんだけど、ちょいとお高いので、よしっと腹くくるのに時間が掛かる。それと第四回関西女流棋士フェスタもまだ申し込めていない・・・。こちらは遠いけどマストだよなぁ。
そんなことも気にしつつ、明日が楽しみです。
里見さん、頑張れ～