[将棋]観る将的視点から | 福間香奈さんを応援するブログ!

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女流棋士の福間(旧姓里見)香奈さんを応援しています。その他将棋や自分の日常のことなど。

 今日の部屋(マイルーム)の整理整頓は諦めました(^^;

さて、たまには観る将棋のことも書いてみます。基本的にファンの人は好きに書いていいんですよと、片上六段のブログにも書いてあった気がしますし、誹謗中傷などおかしなことを書かなければ、だいたいのプロ棋士のみなさんはなんでも容認というスタンスに見えます。大平六段のブログも自虐ネタが多く、オタ気味でどうなのかと見えますが、囲碁将棋チャンネルの解説なんかでの姿を見ると普通ですし、書いたものだけでは、その人の個性や印象は掴みきれないものです。文は人なりと言いますが、棋士は例外か?(当然のことながら将棋の本の中だとまた全然違って普通だし。)それでも、コメント欄を開放しており、たまにファン(だけではないかもしれないけど)からのしっかりしなさい的コメントが入る時が有るものの閉鎖しないでいるところなんかは、おおらかさというかタフな証ではないかと思ったりもします。プロ棋士のブログで一番面白いのは、やっぱりナベなんだよなぁと、ここは何故かタメ口になっちゃいますが(これははっきり言って極めて失礼...かも)、明解で分かりやすいし、将棋の手そのものだけでなく、研究スタイル(もっと端的に言えば将棋ソフトの影響とかその対処とか傾向とか)も、どういう風に感じてどうなっていくのかとか渡辺竜王の見解というのは気になるし、興味深い。

 話がプロ棋士のブログ自体の方へ逸れましたが...、という訳で基本は思ったままに書いています。それで、もう一つ気にしているのは、「頑張って」と言っていいのか悪いのか?あんまり悪いということはない気がしますが、よくスポーツなんかでも過度にプレッシャーをかけても良くないから試合前は楽しみなさいみたいな話がある。ブログ上で頑張ってくださいと書かれて、それをプレッシャーがどうのこうのと考える人は基本的にはいないと思うものの(マスメディアだと違うかもしれないが)、こちらのスタンスとしては、やや気になるところ。で、今は結局こういうふうに考えている。去年の銀河戦で優勝した藤井九段が特番のインタビューで、ファンの人達に対して、勝った時は一緒に喜んでくれて、負けた時は一緒に悔しがってくれる。今回は(去年の銀河戦のこと)勝てたので良かったと思いますというようなことを言っていた。おお、なるほどと驚くような発見ではないかもしれないけど、なかなかこう明解な回答には気づきにくいもので、単純に勝ったら喜ぶ、負けたら悔しがる、それでいいんだと思うと非常に楽になる。

 そういう訳で、おかしなことをいろいろ書いているかもしれませんが、里見さんが勝ったら喜ぶ、負けたら悔しがる(+励ます)という自分の気持ちをそのまま書くようにしています。

 

 さて書いたついでに銀河戦ですが、藤井九段は残念ながら決勝トーナメント一回戦で今年は負けてしまいましたが、去年はその特番の中で実は似たようなシステムの対局が3回有ったとのこと。早指し棋戦は、若手有利な気がするものの、一つ一つ読んでいたら時間があっという間に無くなるので、そういう意味では経験値がものを言うのかもしれません。今年は羽生さんが決勝にコマを進めており、準決勝では今年絶好調の豊島八段を破っており、明後日が久保王将との決勝戦の放映日。対局自体は8月15日に終わっているようですが、結果はどうだったのでしょうかね?勝っててほしいです。

 

 しかし今はいったい誰が強いんだという話。将棋連盟のwebで見ると勝率7割以上の人が17人もいます。ただその中にタイトルホルダーは菅井新王位の一人しかいません。上位者は対戦相手も強い人と当たることが多く、勝率が強さを単純に表していない(のでレーティングとかが有るのでしょうが)とは言え、現時点で渡辺竜王が5勝9敗、天彦名人が8勝7敗、森信夫先生の言葉を借りれば「冴えんなぁ」となります。また、じゃぁ若手ラッシュなのかと言っても、去年勝率ランキング一位の青嶋未来五段が王座戦挑戦者決定戦まで勝ち上がってきた印象が強いものの現在8勝9敗(う~ん意外だ)、藤井四段の連勝記録をストップさせ6八玉の勇気流で勝ちまくっていると思いきや佐々木勇気六段は13勝8敗の六割ちょっとで、ずば抜けてはいない。去年、棋王戦挑戦と叡王戦決勝進出の千田六段は11勝5敗の6割9分で順調とは言え、ポナンザを手にするというギラギラした欲が消えて(かどうか分かりませんが)トップニュースには出てこない。逆に意外と言っては失礼かもしれませんが、詰将棋の得意な宮田六段が12勝3敗のジャスト八割。裏藤井効果?みたいなことでしょうか?(詰将棋の得意な人は勝ってしかるべきみたいな・・・)という感じで、ランキング表を見ているだけでも結構楽しめます。