2024年3月17日
ごりんは思うように歩けなく(立ち上がれなく)なってしまいました。
背骨に若干の異常(骨がほんの少し曲がってきてるの)を見つけてから約1年半
加齢と長年使用してきたステロイド薬の影響も相まって、少しずつ筋肉が落ちて足腰が弱くなってきていたごりん。
よろけたり、勢いよく走って盛大にすってんころりんすることも増えてきてた。
それでも動けるうちはできるだけ動かせてあげたほうがいいという病院の先生のアドバイスもあって、(もちろん危険な段差は無くして)これまでと変わらず部屋の中を好きなように動けるようにしてた。
ここ数ヶ月でさらに足腰が不安定にはなってたけど、転んでも転んでも立ち上がって。立ち上がれば走って。「まだまだボクはいっぱいうごきたいの!!」と全身で訴えてるような気がして、まだもう少しの間は。と、「現状まま」を続けてきた。
まだ動きたがってるのに行ける範囲を狭くしてしまうことは、なんだか諦めてしまうことなように感じて、それがどうしても嫌で。
うちに来てから7年半。ずっと走り回っていた部屋、わたしが留守の間にひとりでくつろいでたお気に入りのポジション、仕事部屋のドアが少しだけ見えるところでこっち見てるくせに見てないフリして座っていたお決まりの場所。
そこに行けなくしてしまうことが、なかなかできなかった。
ごりんに「好きなところに行かせてあげたい」思いはもちろんあったけど、現実を受け入れられない、受け入れたくない自分のわがままもかなりあった。
でも一番は「ボクはもうジユウにうごけないんだ」とごりんに思わせたくないのが、「現状まま」の最大の理由だった。
しかしそんなこと言ってられなくなったのが、3月17日の夜。
外食中に見守りカメラで様子をチェックしたとき、ひっくりかえって起き上がれなくなってたごりん。。
起きあがろうと必死で手を動かして動き回ってたけど、足が思うように動かず起き上がれず。
ついにこのときが来てしまった。そんな思いだった。
すぐに帰ることができずにちょくちょくカメラで見てたけど、なんと1時間半以上も起きあがろうと頑張り続けたごりん。全く諦めることなく。
わたしなんかよりずっとずっと諦めの悪い(笑)、思ってた以上にツヨイオトコでした。
骨の異常がわかったときに先生から言われてた。
神経の麻痺が原因で排泄がうまくできなくなってきているのだとしたら、この麻痺が進んでいくと歩けなくなったり立てなくなったりすることも考えられるーーー
その可能性が芽生えてしまってからは、獣医さんやうさぎの介護をしている方のブログなどでたくさんの情報を仕入れた。あっという間に立てなくなったり動けなくなったりしてしまう子も多いと知り、少しずつ覚悟はしていた。
(ちなみに1年半前の骨の異常はレントゲンにもかすかに映ってた程度で、そこを注視しないと気づかれないほどの小さなものだった。たまに排泄を失敗するようになって、最初は「歳をとってくるとそういうこともある」と言われたけど納得できず、その原因をどうしても突き止めたくて頼んで調べてもらって判明。獣医さん泣かせの諦めない精神。笑)
でも、そこから1年半も行動を制限することなくそれまでと同じ環境で同じように生活できていたこともあって、覚悟がちょっとずつ薄れてきてた。。そんな矢先、突然の進行加速。
またもう一度覚悟し直す時間も、現実を受け入れる心の準備も、現実を受け入れる部屋の準備も、間に合わず。
帰宅して、疲れた体をいっぱいいっぱいマッサージして「大丈夫だよ」って何度も何度も言ったけど、そのとき全然大丈夫じゃなかったのはわたしの方だったかもね
何もしてあげられない無力な自分と、何からどうしていけばいいのってゆう難題に、思考停止。その日は現実逃避したようにごりんの隣で座って寝ました。
数日間は「あれ?今日はちょっと調子いい?!」と「やっぱり立てないか。。」の現実逃避と希望的観測と現実直視を繰り返して、ようやく「いまのごりんを精一杯支える」という至極当たり前の結論に至りました。
2月~3月、今年はイレギュラーな任務が入ったこともあって、超多忙。
だったわけだけど、「年度末の業務を終えたらね」なんて言ってられない緊急事態な状況に、無理ーーーー
と思ったわけだけど、『やればできる』でした♡
3月18日から今日まで、ほんとに慌ただしく猛スピードで時間がすぎた。
1日24時間以上に感じるほど朝から晩まで休みなく盛りだくさんの日もあったけど、やればできるもんだね
ひとまずネガティブな思考は停止して、仕事と「環境を整えること」を最優先に動いた。そしてようやく整った。
歩けなく(立てなく)なると本当にどんどん痩せて、先日の通院時には1kgを切ってしまった。
生まれて3ヶ月のときより軽くなっちゃった。
1年半ぶりに撮ったレントゲン、直視するのが辛いほど骨が曲がってしまってた。。
それも場所が悪くて今後、呼吸や飲み込みに影響が出ることも考えられると。。。
さらに、立ちあがろうと手の力だけで体を動かすことで体にできてしまう床ずれのような痛々しい傷。
マイナスに考えればキリがなくどこまでもマイナスになれそうな辛い現実
でも辛い辛い言ってても何も好転しないし、わたしのネガティブは、ごりんにきっと伝わる。
そんなの、それこそ最悪。
いま、現実を受け止めつつあります。
頑張って強く生きてるごりんをできる限り支えようと、気持ちを強く持ち直すことに成功しました。
わたしがつらいとき、寂しいとき、しんどいとき、頑張れなくなりそうなとき、いつも側にいてくれたごりんに、いまこそ!わたしが必要とされてるんだから。
年齢に関係なく、うさぎの骨の治療は現実にほとんど行われないそう。
うさぎはもともと「敵から逃げる」ことが、本能としても体のつくりとしても最優先にできて(備わって)るいきもの。
少しでも早く足れるように、骨は鳥の骨のように軽くて、骨密度は恐ろしく低い。
それゆえ若くて健康なうさぎでも骨折はとても多い。
最近になってその事実を知ったけど・・・
あんなにジャンプしまくって走りまくって、骨折することなくここまでこられたこと、それは強い骨に産んでくれたごりんママに感謝すべきことでした。
レントゲンの写真を見て、この状態からの回復が(不可能、とは言いたくないけど)困難なことは素人目にも明らか。
これから予想されるさらに厳しいことも多々あるけど、その都度わたしにできることがあるならそれを探しながらやっていくしかない。
「その場しのぎ」かもしれないけどね
その場しのげるなら、とりあえず、しのがんと!です。笑
いまは、いっぱいご飯食べていっぱいマッサージして、気力と体力をつけて明るく仲良く!
体重が増えると足腰と手に負担がかかるからと控えめにしていた大好きなご飯もおやつも、いっぱい食べて体重増やしていこうと前向きに方針転換!
気持ちを強く、明るく。
大丈夫だよ。ごりんと自分に言い聞かせながら
ごりんとわたしの第2章
そう書こうとして、思い直し。
第何章かわからないほど、
これまでここにも書いてきたたくさんの試練
「今夜を乗り切れるかどうか」
そんなふうに言われた日も乗り越えた。
ごりんとわたしの新章が開幕した、2024年3月の記録。