「悲しいことが起きるのが、山の半分。
楽しいことがあるのも、山の半分。
その二つが合わさって、山なんだ。」

マンガの「岳」を読んでいたときは
こんなにも、自分が山に登るなんて
思ってもいませんでした。

山で起きるいろんなことが
描かれていて
マンガだけど
きっとリアルにあることだと
感じながら、読んでいました。


今シーズンは
氷瀑、雪山、共にお天気に恵まれ
メンバーに恵まれ
計画していたすべてが実現(*´∀`*)ポッ流れ星

疲労骨折からの、復活劇を
空は見ていてくれたのかな……ナンテなっ。

もう、今年の運は、すべて使い果たしたかも(^-^;


今シーズンラストは雪山でした。雪
しかも、久しぶりの滝ガール登山部星

目指すは、北アルプス、唐松岳です。
300名山だけど、人気の雪山。

昨年は、唐松岳、八方尾根のお隣
遠見尾根を歩きながら
「来年は向こうを歩くんだ」と眺めて、シーズンを〆くくった。

大遠見山から、眺めた唐松岳と、八方尾根。
(2018.3)

当初は、八方池山荘で1泊して楽しむ予定だったけど
さすがは人気。
1ヶ月前で、3月の土曜日はもう満室でした。
土日の天気のいいほうで、日帰りすることに。

土曜日だけ、てんくら、オールA。
下界も、オール快晴予報。

もう、テンションは上がり
9時過ぎに寝たけど、0時前には目が覚めて

わが群馬、道の駅玉村宿、3時半集合で
ちょっとバタバタありましたが。
途中の佐久平SAで、奇跡的に?
全員合流できて、プラリネ号で、長野県白馬村へまっしぐら車飛行機

「寝てていいよ」と言いつつ
テンション高く、ずっと喋ってた。笑

有料道路のトンネル抜けたら
どかーんと、でっかい真っ白な後立山連邦が見えて
「きゃ~~~~~~ピンクハートピンクハートピンクハート」と、悲鳴。笑

予定通り、6時半くらいに着いて
3人だったから、近めの有料駐車場に停めました。
でも、あたしたちが入った後
どんどん車が入ってきて、あっというまに満車。

ゴンドラは7時半からだけど、7時過ぎくらいに行くと
列ができ始めていて、そのあと
あっというまに行列。

スキー場としても、登山にしても、バックカントリーにしても
人気のところだから、さすがですね。

ゴンドラに乗り、リフトを2回乗り継いで
ゲレンデトップへ。

リフト降りたら、既に絶景( ☆∀☆)

八方池山荘で、おトイレを借りて
準備して、いざ出発ε=ヽ(*・ω・)ノ

もう続々と、登山者が登り始めています。
トレースがついて、ありがたや~~~

右は初めて見る景色。白馬三山のほうかな。
あっちも行ってみたいのですルンルン

左には昨年、惚れてしまった鹿島槍さん&五竜さん。
スキーヤーの方がいいモデルに。

昨年歩いた遠見尾根を眺めながら………

はあ、カッコいいよぉ(* ´ ▽ ` *)

いくつかケルンを過ぎ………

ここからは、いつか歩きたいキレット
不帰嶮がよく見えました。

日本三大キレットのひとつです。
険しそうだなあ( ;´・ω・`)

人の顔に見えるというケルン。

ここからも、遠見尾根がキレイに見えました。

昨年歩いた尾根を眺める、あたしと、ちさとさん。
(スマホリトル滝ガールちゃんより)


八方池は、雪に埋もれて、姿も形もありません。
残雪期のブルーの八方池が、いつか見たいです。

さあ、まだ始まったばかり、まだまだこれから。

自然が描く線の芸術性。

急登では、渋滞があり
なかなか思うように進めませんでした。
しかも雪の下がアイスバーンで
ここは、ピッケルのほうが良かったと思う。
こんな急斜面で、誰かが滑ったら
全員将棋倒しデスヨ(@_@;)
と、ひやひやしました。

風もないくらいだったけど
やっぱり途中からは、風が時折、強くなりました。

前にも後ろにも、人が数珠つなぎで
抜かすことも、なかなか譲ることもできません。

そして、このあと起きたことを
書こうかも、悩みましたが
感じたままを書くことにします。


少し広くなっていたところで
後続メンバーを待っていました。

そのときでした。

同じように止まっていた方が突然
右の谷へ滑落していったのです。

少し谷側はアイスバーンで………。

途中で姿は見えなくなり
今でも、はっきりと滑落していく姿が
脳裏に焼きついています。

びっくりしましたが
自分は冷静で……

助けられるスキルなどないし
二次災害にもなりうるし
何もできずに、止まっていました。

他の方が少し下りて様子を見ていて
大丈夫そう?っぽかったので?
そのまま先へ進みました。

素人のあたしには
プロに任せて、無事を祈るしかないのだと。

しばらく進んだあと
メンバーが、かなり動揺して
進むことができない状態になっていたことに
気づきました。

山では、精神状態が命取りになる。

悩みましたが
全員で下山することにしました。

以前、お世話になったことのある
国際山岳ガイドの長岡健一さんの、あるお話を
思い出したんです。

ある場所で、ガイドをしていたときに
隣にいた別のソロの方が滑落して
お客さんが、やはり動揺して
身動きできなくなったときの話。

あたしは、ガイドじゃないけれど
誘ったのは、あたしだし
あたしにも責任がある、と感じました。

と同時に
メンバーとの温度差に
冷静に前を進もうとしたあたしは
おかしいのか、冷酷なのか
とても悩んでしまいました。


引き返した場所にあった木。
大きな木だなって。強そうな木だなって。

山ではいろんなことが起きる。
そのいろんなことを目の当たりにしても
受け入れる、受け止める大きさと
越える強さも必要なんだと感じました。
体力だけじゃないんだな、と。


もしも、ソロだったら、そのまま登頂していたかもしれないけど
ソロじゃなかったからこそ
気づけたことがありました。

今回は、自分は冷静だったけど
例えば、妙義の鎖場とか、危険なところを
ひとりで登っていたときに
遭遇したら、同じように動揺していたかもしれないし
もし、そのときには、どうするべきか
とか …………。

メンバーの状態を気遣えずに
山頂へまっしぐら、ひとり突っ走ってしまったことも
反省 ………。
ソロで登ることと、仲間と登ること……。

言葉にするには、難しいけど
たくさんたくさん、いろんなことを考えました。

後日、この時、滑落したらしき人のブログを発見し
無事を確認しました。
ニュースにもなっていなかったので
ずっと気になっていましたが、無事で何よりです。



国際山岳ガイドの長岡健一さんの
ある記事は、PEAKS 2015年9月号に掲載されていました。
読んだときは胸を打たれて、感動したのを覚えています。


長岡健一さん
昔、自分にはとても場違いなアセアセ講習で
お世話になりました。
(講習者は、本格的に、クライミングをしている方や
実際にガイドをしている方ばかりだった)

時々、好きなことで稼いでいると
無知な意見を耳にすることがありますが
どれだけシビアで、過酷な職業なことか………
どれだけ真剣に、山と向き合っていることか ……

趣味で山を登ったり、沢を歩いたりしている
それが例え、大変なところだとしても
あたしたちとは、もう、本当に桁違い
次元が違います。

こんな本も出されています。

この日はまだ他にもあり
長くなるので、後編へ ………


鉛筆続く鉛筆

おひつじ座プラリネおひつじ座