エナジー メディテーション ヒーラーの
猪井清花（いのい さやか） です。
「気づき」にはとても価値があります
「気づき」によって変化を起こせるからです
このため私は、
「気づき」の価値をお伝えし続けています
前回は
私が48歳のとき
子宮筋腫の手術を勧められた話を
書きました。
すぐに手術した方がいい
と医師から言われて
気づいたことがあります。
それは
数年間の「経過観察」期間中
自分の体を改善しようという
発想がなく
結果として
私は筋腫を育ててしまったこと
そして
自分の体のことなのに
医師任せにしていたこと
でした。
そこで、私はまず
本当に手術が必要なのか
情報を集めてから
判断しようと決めました。
検診時、医師は
子宮筋腫は癌化するかもしれない
から早く手術を……
と言いましたが
子宮筋腫は良性の腫瘍なので
癌化はしない、と
学生の時に学んだ記憶があり
最初に、それを確認しました。
そうすると様々な文献で
子宮筋腫の癌化は
否定されていました。
ひとまず安心しましたが
今後、どうしたらいいか
さらに情報が必要でした。
当時、私は理学療法士として
病院に勤務していたため
話がしやすい内科の医師に
相談してみました。
その医師は
「専門外だし、検査結果を見たわけではないので
一般的な話になるけど……」
と前置きして
次のようにアドバイスをしてくれました。
「子宮筋腫の成長は
女性ホルモンと関係しているから
閉経するとたいてい小さくなります。
あなたの年齢からいえば
閉経はそう遠くはないですね。
だから、このまま様子をみても
いいのではないかと思いますよ。
だって、経血過多でもないし
貧血もないですね。
私だったら手術はしないと思うけど」と。
なるほど。
この医師の話を聞いて
私は、手術をしない選択を
することに決めました。
ただ
閉経が近いといっても
まだ数年はあるはずです。
これまでの数年間で
子宮筋腫はかなり大きくなり
これからまた
成長する可能性があります。
手術をしないのなら
自分でできることを
何かする必要があります。
そこで、自然療法を中心に
いろいろな本を読みました。
その中で気づいたのは
体を知らず知らず冷やしていることが
子宮筋腫に限らず
多くの病気の原因になっている
ということでした。
そのため
自宅でできる温熱療法と
生活改善を始めました。
◎生活改善
・飲み物はすべて常温以上にする
しばらくすると
長年気になっていた
手足の冷たさが改善されてきました。
自分の体が変わってきている
実感がありました。
体を温めはじめて
３カ月がたった頃
別の婦人科で検診を受けました。
（診断されたクリニックに行った方が
比較できてよかったのですが
行く気になれませんでした）
どんな結果が出るか
とても不安でした。
内診後、医師は次のように言いました。
「確かに筋腫はあるけど
ほんの小さいもので問題ないですね。
どうして手術って言われたのでしょうね？
それとあなたの子宮の筋肉の状態は
とてもいいので
筋腫は大きくなりにくいでしょう」と。
思った以上の効果に
びっくり。
「やった！やってよかった！」
自分で自分の体をケアすることの大切さを
実感した瞬間でした。
私のやったことは
ひたすら体を温めただけです。
手術といわれたとき
子宮筋腫を改善したいと
思っていましたが
本当に必要なことは
子宮筋腫を育ててしまうような
自分の体を改善していくことだったのです。
この体験は
その後の私の心身のケアの考え方の
基礎となりました。
心や体に何らかの症状がでたとき、
その症状に焦点を当て
それをなんとかしようと
治療方法を検討します。
でも本当は
そんな症状を出している
自分の心や体そのものや
その背景を
見直し、改善していく必要があるのです。
症状は、結果にすぎないからです。
子宮筋腫が大きくなり
手術を勧められたことで
大きな気づきが訪れました。
いつも読んで頂いて
ありがとうございます。
参考文献
「家庭でできる 自然療法」 東城百合子 著
「ビワの葉自然療法」 望月 研 著
「ずぼらな青木さんの冷えとり毎日」 青木美詠子 著
「これが本当の 冷えとり の手引書」 進藤義晴、進藤幸恵 著