エナジー メディテーション ヒーラー 

 

猪井清花(いのい さやか) です。

 

 

「気づき」にはとても価値があります

 


「気づき」によって変化を起こせるからです

 

 

このため私は、



「気づき」の価値をお伝えし続けています

 

私は幼い頃から

仲のよい家族で育った友だちを


「うらやましい」と
思うことが度々ありました。



というのも
私の両親は喧嘩が

絶えなかったから。

 


両親の喧嘩が始まると
私はそれをやめて欲しいと
願いながらも


どうしたらいいか分からず
ただじっと待つしか

ありませんでした。

 

 


それはとても長い時間に

感じられました。


心からうらやましい

と思う気持ちは


生まれた環境や、家族など
自分がどんなに工夫、努力しても
変えられないものを


他人がごく普通にに持っているとき
感じるものだと思います。




友だちが家族みんなで

食事に行った話や
遊びに行った話をきくと


いいな、お父さんとお母さんが
仲が良かったら
うちもそうだったのかな……と
うらやましく思っていました。


でも
どう考えても
両親が仲良くなるなんて
想像ができず
悲しい気持ちになったことを
覚えています。


当時


うらやましさ = 悲しみ


だったのです。


年月が経ち

両親も亡くなりました。

 

 

そして
数年前のこと
職場の同僚と食事に行ったとき
家族の話がでました。

 


ある女性は
おばあちゃん夫婦も
両親もすごく仲がよくて
夫婦喧嘩をみたことがないの

と楽しそうに話しました。



私は本当にびっくりして、思わず


「わあ。いいな、うらやましい!」


言っていました。



その女性が

意外そうにこう聞きました。
「さやかさんとこは、そうではなかったの?」と。


「うん。そうじゃなかったよ。
祖父母も、両親もよく喧嘩してた。
だから本当にうらやましい!」


と私は笑いながら答えたのを
覚えています。




私はこのとき気づきました。

 


同僚の女性のことを
うらやましいと言いつつも
幼い頃のような
悲しさはもうなかったのです。




私は何年もかかりましたが
家族のことで
うらやましいと思う気持ちを
随分と手放せたと感じました。




それは嬉しい気づきでした。


そもそも
うらやましい、と思う気持ちの
背景にはどんなことがあるのでしょう?



うらやましいと思っているとき
自分にないものに
ピッタリ焦点を当てているのです。



ないものに焦点を当てている限り
欠乏感から逃れることはできません。


自分には「ない、ない」
だから悲しい
となっていたのです。



幼い頃は

それは仕方なかったと思います。



私は大人になってから

両親が不仲だったことで

自分が「欠乏感」を抱いていることから

解放されたいと思いました。


そのため
「ないもの」に焦点を当てるのを
いったん棚上げして
視点をより上げることを意識しました。




自分が変えられない家族環境だけど
どうとらえるかは変えられる。


そう思えたとき


私の育った環境だからこそ
私を育んだものがある。


そこから得られた

宝物があるのだと、という
気づきが訪れました。



和気あいあいの家族に
越したことはないけど


そうじゃなかったからこそ
私が得たものは?
と考えてみました。




両親が仲が悪かったことで
私は……

自然と

場の空気を察することが

できるようになっていました。


父がどんなときに
怒りのスイッチを押すか
どんななときに
父に話しかけてはいけないか……

 

 

この「力」は社会に出て

人間関係などで

随分、助けられたのです。


幼い頃は
両親の喧嘩を
止めることもできず
ただ待っていることしかできなかった私。


それに対して
罪悪感も感じていることに

気がつきました。



でも、それは両親の問題であって
私の問題ではない
そう切りわけることも

できるようになっていきました。


視点を上げることで


父も母も
いろいろな状況で
必死に生きていて
余裕がなかったことにも気がつきました。


父には父の
母には母の
抱えているものがあり


仲の良い夫婦としては
なかなかやっていけなかったのだろう。
それは父、母の人生なのだと
思いました。


どんな環境でも
ないものに焦点を当てると
欠乏感ばかりがつのります。

 

 

でもそこから
今の自分を培ってくれた大切なもの

宝物が
必ずあるのです。

 

 

そういう目で自分を見てあげて

欲しいと思います。



時間はかかりましたが
こういうことに気づけたおかげで

 


人をうらやましく思うことはあっても

それは悲しみではなく
ただ「いいな」という
シンプルな感情のひとつに

すぎなくなったのです。
 



いつも読んで頂いて
ありがとうございます。

 

 

 

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