エナジー メディテーション ヒーラー 

 

猪井清花(いのい さやか) です。

 

 

「気づき」にはとても価値があります

 


「気づき」によって変化を起こせるからです

 

 

このため私は、



「気づき」の価値をお伝えし続けています

 



母が亡くなった後、

 

長年お世話になったヘルパーさんと

会う機会がありました。

 

 


その方は母の思い出として

こんな話をしてくれました。

 

 


「あなたのお母さんは、

よくこう言っていましたよ。

 


娘ふたりを同じように

育てたんだけど、

ふたりはまったく

違うんですよ、って


 

母はこう思っていたのかもしれません。

 

 

姉は、小さなことは気にしない、

気が大きい、でも気が利かない……

 


次女(私)は、心配性で繊細、

気が小さい、でも気が利く……




もし、そうだとすると、
正反対。

確かに、まったく違うな。


ヘルパーさんからその話を聞いたあと、

 

「娘ふたりを同じように育てた」

 

という母の言葉が心に

ひっかかりました。

 

 

それは、こんな体験があるからです。


姉は勉強がとてもよくできました。

 

それに対して

 

私は、それほどできません。

 

 

そんな私に、母はよく言っていました。

 


「がんばれば、お姉ちゃんみたいになれるからね」
と。

 

 

 

そう言って、私を頑張らそうとしました。
私はそれがとっても嫌だった。

 



私は私なんだけどなあ……

 


私は勉強よりも、

絵を描いたり、縫物やものを作るのが

とても好きでした。


でも姉と同じように

私を学業で「優秀」にしようとする母に、

 


自分の気持ちを、どう表現したらいいか、

当時は分かりませんでした。

 

 

母の期待にこたえたい、

でも、

 

 

頑張っても姉のようには

なれない。

 

 

そんな自分を責めたりも

していました。

 

 

でも、

長い年月を経て
母亡きあと、

 

ヘルパーさんが話してくれた

母の言葉によって、

 

 

私は、当時の自分の気持ちに

はっきりと気づくことができました。

 

 


私と姉は、別の人格。

もっているものも全然違う。

 

 


だから、

 


姉と同じように

育てようとしないで欲しかった。

 

 

姉は姉の、私には私の

育て方をして欲しかった。

 

私と姉は同じじゃないよ。

 

私は私だから。



そうはっきりと、自分の気持ちを

認めることができました。


ヘルパーさんに感謝です。


そして……

母のことを想いました。



姉と比較され続けたのは辛く、

私の人生にかなり影響を及ぼしましたが、

 

 

母は一生懸命に私たちを

育ててくれました。

 

 

 

そして、

そんな育てられ方も、
結局、今の私であるために

必要な体験だったのだと、

 

今ではやっと、思えるように

なりました。





そして、ふと、
母はどうして、

姉妹を同じように

育てようとしたのかな?
 

と思いました。



後日、あっと、気がつきました。



そこには母の叶えられなかった

「想い」があったのだと。


5人姉妹の長女だった母は、

しっかり者で頭も良かったそうです。

 


両親から頼りにされ、

「おまえが男だったらな」

とよく言われたそうです。

 


でも、6番目に待望の男の子が

生まれたとたん、両親の関心は、

その男の子にいってしまった、

とのこと。

 

 


やっとできた、長男、跡取ですから、

 

両親の関心がそちらにいくのも、

当時としては、当然だったのでしょう。


母は、当時中学生。
とても、悲しく、

悔しかったと思います。


だから、

 

自分がふたりの娘を

育てるようになったとき、

 

娘たちを、

「同じように育てよう」、「平等に育てよう」

と強く思ったのではないかなと。




それは、


母の子ども時代からの、

叶えられなかった「想い」からきた、
姉と私への愛なんだな、

 

と、ふと気づいたのです。

 

 

こんな風に、母のことを見ることが

できたことは、意外でもあり

とても嬉しいことでもありました。

 


そして、


ふとした気づきは、

思わぬ愛に気づいたり、

感謝にもつがなる、

 

 

それはつまり

 

 

「気づき」は、視点を変えたり、

視点を、上げることができるからだ

 

と思いました。

 

 

 

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