エナジー メディテーション ヒーラーの 猪井清花（いのい さやか） です。
今回は、「EMH」講座から「自己催眠法」をご紹介します。
私は、リウマチになって１年ほど経過したとき、
自己催眠法に出会いました。
その頃、
「治らないまま、ずっとこのままだったらどうしよう」
「もっと悪くなったら？」……
のような、不安や恐れが定期的にやってきていたからです。
リウマチを改善したくて、自分なりにいろいろやっていました。
食事、睡眠の改善、働き方の改善、考え方や感じ方の見直し
……などなど
でも、
その割に効果が出ず、
それを気にしていたからだと思います。
不安や恐怖を感じながら、
「体にいいこと」をやっている自分に、
矛盾を感じました。
このやり方で本当にいいのかな、
と自己信頼も揺らいでいました。
そんな自分が孤立しているようにも思いました。
自分を信じて、今やっていることを楽しくやりたい、
でもどうやって？
と自分に問いかけ続けていたとき、
自己催眠法に出会いました。
自己催眠法では、こう考えます。
不安や恐怖などの、ネガティブな感情の言いなりにならないために、
脳の別の回路を働かせればいい。
つまり、自己催眠法を使って、幸せで平和なポジティブな感情が
働くようにすればいい、ということです。
心のモードを切り替えていくということです。
自己催眠法を続けていくことで、
普段の生活の中でも、心のモードの切り替えが
うまくできるようにもなっていきます。
私は最初は本に書いてある通りにやっていましたが、
自分の状態に合わせてオリジナルにしていきました。
自己催眠法は、目的に応じていろいろなやり方がありますが、
今回は、何らかの病気や症状がある方に対して、
内なる医師に来てもらい、
あなただけの薬をもらう、
という自己催眠法をご紹介します。
こんなことで……と思う気持ちを棚上げして、
楽しんでやってみてください。
「自己催眠法」
●誘導（前準備）
1.ベッドに横になり、全身の力を抜きます。
2.深い呼吸を数分繰り返しながら、暗示をしていきます。
「私はこれから、自分の呼吸に集中します」と意識します。
息を吐くときは、「息を吐いています」と心の中で言います。
息を吸うときは、「息を吸っています」と心の中で言います。
これを数回繰り返します。
言葉を変えていきます。
息を吐くときは、「穏やかに息を吐いています」と心の中で言います。
息を吸うときは、「穏やかに息を吸っています」と心の中で言います。
これを数回繰り返します。
さらに言葉を変えていきます。
深い呼吸を繰り返しながら、心の中でこう言います。
「私の心は穏やかで、のんびりしている。
とてもゆったりとしている。
いつの間にか、私は気持ちのいい催眠状態に入っている。
心も体もリラックスした、気持ちのいい催眠状態に入っている」
これを数回繰り返し、次に進みます。
●自己催眠：内なる医師からあなただけの薬をもらう
3.内なる医師を呼ぶ
あなたの内なる医師をイメージします。
たとえば、仙人のイメージ、憧れの人のイメージ……など自分に
しっくりくるイメージをしてください。
私の場合は、薬師如来を医師としてイメージしています。
内なる医師に、こう言います。
「薬師如来、どうか私の前に来てください」
光とともに薬師如来が現れます。
2.自分の症状を伝えて、癒して欲しいと伝えます。
「私は今、○○○〇な症状があります。
どうぞ、それを癒してください」
3.内なる医師から薬をもらう
あなたの症状を聞いた内なる医師は、
あなたにふさわしい薬を用意してくれます。
それは、古風な湯呑に入っていて、
そこからはほんのりと湯気がたっています。
体によさそうな、匂いが漂っています
それを、内なる医師はあなたに手渡してこう言います。
「今、これを飲んで、ゆっくり休んでください。
そうすれば、あなたの症状は良くなっていきますよ」
あなたは、その薬を受け取りそれを飲み干します。
そして、内なる医師に来てくれたこと、
薬をくれたことのお礼を言います。
このあと10分程度、ベッドで横になったまま
ゆっくりと過ごします。
4.背伸びをし、手で太ももや腕を軽くたたいたり、
さすったりして、ゆっくりと目を開けます。
手順はとてもシンプルです。
手順を覚えて、リラックスしてやってみてください。
繰り返しになりますが、
遊び感覚で楽しくするのがコツです。