茨城)人形作家、与勇輝さんの作品展 しもだて美術館 | taefeefのブログ

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 古い木綿を素材にした作品で知られる人形作家、与(あたえ)勇輝さん(76)の作品展「郷愁の譜 与勇輝展」が筑西市のしもだて美術館で開かれている。53作品、100体の人形たちが様々な情感を呼び起こしている。

 与さんは古衣の木綿に思い入れがある。人形の髪を飾るくしやかんざし、げたの鼻緒まで丁寧に作り込む作品は「布の彫刻」とも評される。明治から昭和初期の時代を背景にした郷愁あふれる作風は、海外でも共感を呼んでいる。

 今回は初期作の「ピーターパン」などから、少女のあどけなさや哀愁が漂う「早春」「梅香る」「面映(おもはゆ)」、最近の作品では、出征兵士とその家族を表した「召集令状」などが並ぶ。