ヨロブン、アンニョンハセヨ( ´_ゝ`)

だいぶ寒くなりましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
どうも、ご無沙汰しています。
すみません、更新したのが、おハナシじゃなくて…( ノД`)…
11月に入ってから、仕事が、急に忙しくなってきてしまい、なかなかハナシモードに入れなくなってしまいました。
仕事上、夜遅くに帰るのが多く、ゴハンを食べたあと、毛布にくるまりながら、頑張って、テギョンさんを召喚しようとするんですけど、やっぱり疲れているのか、どうしても、眠気が勝ってしまい、そのまま寝てしまう日々が続いています。
『fate』の番外編も、残り2話なのに…全くハナシが進んでいない状況です。
皆様に対しては、心苦しく思っています。本当にすみません…。

これから、年末に向け、仕事が忙しくなると思います。
とりあえず、今月末までには、『fate』番外編を終わらせられるよう努力しますので・・・
そして、来年の2月には・・・・・
すべてのハナシの完結と・・・
誠に身勝手ながら、一旦、ブログから退かせていただきます。


アメンバーの受付も、15日で終了させていただきます。申請が残っていても、メッセージがなければ、削除させていただきますので、ご了承ください。来月のアメンバーの受付はございません。
メッセージのみの方、申請のみの方、各1名おります。
必ず、アメンバーの申請とともに、メッセージを送ってください。
よろしくお願いいたします。

それでは、皆様
くれぐれも、身体をご自愛くださいませ。

次回は、ハナシのなかで・・・

それでは。




番外編
『fate』if…

*12*


M side





そこは、光さえ届かない、暗くて、深い深い海の底のような場所・・・

どんなに目を開けても、回りは、真っ暗で、何も見えず・・・

どんなに声をあげようとしても、思うように声にならず・・・

どんなに身体を動かしても、思うように動かず、鉛のように重いだけ・・・

このまま・・・

海の底のような場所に沈んだまま・・・

私は・・・

ひとり、死んでしまうのだろうか・・・

私の大事なヒトを残して・・・

もう一度、その顔を見つめたかった

もう一度、その声を聴きたかった

もう一度、抱き締めてほしかった


その願いも、もう叶えることが出来ないの・・・?

あぁ・・・

どうしてだろう・・・

涙だけは、頬に零れ落ちるのが、わかる・・・

なんでだろう・・・

頬だけは、どうして、濡れているはずなのに、こんなにも、熱く感じるんだろう・・・

まるで、身体中に熱が注ぎ込まれているように・・・身体中が・・・熱い・・・・・


ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・


身体中が熱くて、息が苦しくて、息が荒くなる。


ママ?

ママ?

誰・・・?

ミニョ・・・

ミニョ・・・

誰なの?
誰が、私を呼んでるの?

突然・・・

暗闇の世界に、眩しい光が射し込んだ。

ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・


「ミニョ!?」「ママ!?」

耳元で聞こえる声に、重たい目蓋を開ける。

私の目に映ったのは・・・

私の大事なヒト



私のかわいい天使

の顔だった・・・


あぁ・・・そうか・・・

私・・・

また・・・

あなたたちがいる、光が満ち溢れるこの素晴らしい世界に戻ってこれたんだ・・・


・・・・・ただいま


私の愛すべきヒトよ・・・





★★★★

ミニョ

無事、生還です。

「if…」15話で完結予定してます。

あとは、ミニョが元気になって、ハッピーエンドを迎えるだけなので・・・。

更新が遅くて、本当に申し訳ないです。
やっぱり、年末が近くなったせいか、責任者になる日が近いのか、色々と忙しくなっています。
また、更新が滞ってしまうこと、お許しください。






























番外編
『fate』if…

*11*

T side






ミニョの入院する日も近くなり、ミニョたちが、俺の住むマンションに引っ越してきた。
ひとりで暮らすには、広すぎる部屋を、業者に頼んで改装していた。子ども部屋とミニョの部屋をつくってもらい、リビングやキッチンも広めにして、これから家族3人で暮らすための用意をした。
ミニョが入院したあと、俺が仕事でいない間、テファの世話をしてくれる家政婦も必要だった。
前に、俺の世話係をしてくれていた家政婦に頼んだ。このヒトなら、信頼が出来ると思い、事情を打ち明けると、理解を示してくれ、快諾を得た。

入院前夜

テファを寝かしつけたミニョを呼ぶと、ミニョの身体を抱き締めた。

「大丈夫か・・・?」

「少し、不安ですけど・・・大丈夫です。」

どちらかと言えば、大丈夫じゃないのは、俺の方だったが、ミニョの落ち着いた声や俺に見せた微笑みは、全ての覚悟を決めたように見えた。

俺も、覚悟を決めなければな・・・

「ミニョ・・・無事に退院したら、結婚式挙げよう。本当は、今すぐにでも、籍だけでも入れたいんだが・・・」

籍を入れるのを躊躇ったのは、俺が抱えた問題があったからだ。
まだ、父にも事情を話していなかった。
とりあえず、父にだけは、ミニョとテファのことを打ち明けておこうと、考えていた。
父に理解してもらえなくて、勘当され、ファン家を追い出されても、ミニョを手離す気はないが・・・けじめをつけるには必要だと考えた。

ミニョが退院する頃には、全てが片付いているはずだ・・・。

「あの・・・私で・・・いいんですか?」

ったく・・・
相変わらず・・・お前は・・・

「今更、何を言ってるんだ?
お前以外、ありえない。
愛してるのは、ミニョ、お前だけだ。
だから、
1日でも早く元気になって、俺の元に、帰ってこい・・・」

「・・・はい
・・・テギョンさん・・・愛してます・・・」

お前、やっと、素直に言ったな・・・

なかなか言葉に出さないミニョの「愛してる」は、何度、聞いても、やっぱり嬉しいもので、頬が弛んでしまう。

これから、俺たちは、もっと幸せになるんだ・・・

ミニョ・・・愛してる・・・

誰よりも、愛してる・・・

俺は、何度も啄むように、ミニョの唇に口づけをした。

何度も、ミニョの夢を見たベッドに、ミニョが眠っている。

どちらが、本当の夢なのだろうか・・・

確かに感じる、ミニョのぬくもりと甘く優しい匂いが、現実を教えてくれていた。
不意に零れ落ちた涙が、抱き締めたミニョの肌に落ちていく。
身体中に、ミニョを感じながら、俺は、久々に、深い眠りに就いた・・・。


そして


ミニョが入院したあと、俺の横で眠っているのは、ミニョよりも小さな身体。

ミニョが入院した日、病院から家に帰ったあと、テファは心細いのか、激しく泣きわめいた。

「ママぁ~ ママぁ~」

何度も、『ママ』を呼びながら泣くテファを、泣き疲れて眠りに就くまで、俺は、辛抱強く、テファを抱き締め宥め続けた。

ギュッと、俺の服を握り締める小さな手。
まだ、涙が残る長い睫毛を親指で拭い、泣き濡れた柔らかな頬を優しく撫でる。

いとおしいと思える、もうひとつの存在を抱き締める。

ミニョが入院している間、テファは、俺にとって唯一の慰めになる、なくてはならない存在だった。





★★★★