8月19日のNHK国際ラジオ放送の中国語ニュースの中で中国籍の外部スタッフが、原稿にはない「魚釣島と付属の島は古来から中国の領土です。NHKの歴史修正主義宣伝とプロフェッショナルではない業務に抗議します」と中国語で、「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。彼女らは戦時の性奴隷だった。731部隊を忘れるな」と英語で放送したものです。


もちろんこれは日本政府の公式見解とは異なるもので、「国際放送基準」に抵触するものですが、NHKのスタッフもすぐに止めるなどの対応でができなかった。


このような問題発生に対応して、今日 衆議院 総務委員会の理事懇談会を開き、稲葉会長をはじめとする関係者から経緯を聴取し、質疑を行いました。


NHKは本人に厳重に抗議するとともに、損害賠償請求や刑事告訴の検討をしており、今後、可能な限りの原因究明を行い、責任を明確にするとともに、管理体制の強化等の再発防止策を策定して、国際放送に関するガバナンスの強化を行なって信頼回復に努めるとしています。


今後、国際ラジオ放送のみならず、NHK全体の業務において、このような問題が発生しないようにしっかり見極めてまいります。