「農業王国」の茨城県が誇るトマト、ピーマン、キュウリ、なす!
夏野菜がスーパーや直売所の店頭にところ狭しとたくさん並んでいます。
以下、品目別に出荷量の多い上位5道県と県内上位5市町をお知らせします。
①「トマト」全国の比較
1位 熊本県 125800 トン
2位 北海道 58700 トン
3位 愛知県 44600 トン
4位 茨城県 43900 トン
5位 栃木県 30400 トン
* やっぱり、熊本県の出荷量はぐんを抜いてますね!茨城県では、特にミニトマトは全国でもトップクラスの出荷量を誇ります。
「トマト」の茨城県内の市町村別出荷数量はどうでしょうか?
1位 鉾田市 12500 トン
2位 筑西市 5940 トン
3位 行方市 3110 トン
4位 茨城町 2320 トン
5位 坂東市 2210 トン
* 以上のように、県内満遍なくどこの市町村でも作付けされているようですが、多くは大消費地の東京方面に出荷されているので、特に県西や鹿行地区での出荷量が多くなっています。
②「ピーマン」
1位 茨城県 31500 トン
2位 宮崎県 26400 トン
3位 高知県 13100 トン
4位 鹿児島県 12700 トン
5位 岩手県 7390 トン
* 季節に先駆けて店頭に並ぶ西日本の農業大国「宮崎や高知、鹿児島」を押さえて、堂々と茨城県が1位を確保しています。
「ピーマン」の茨城県内の市町村別出荷数量はどうでしょうか?
1位 神栖市 26700 トン
2位 鹿嶋市 1780 トン
3位 鉾田市 361 トン
4位 石岡市 241 トン
5位 行方市 197 トン
* 県内では、誰もが知る神栖市の出荷量がダントツ1位ですね。
この地方は、水はけの良い砂丘地帯と温暖な気象条件に恵まれ、すばらしいピーマンが出来て、首都圏でも絶大な評価を頂いています。
③「キュウリ」
1位 宮崎県 60800 トン
2位 群馬県 50000 トン
3位 埼玉県 40000 トン
4位 福島県 36500 トン
5位 千葉県 28400 トン
6位 茨城県 22100 トン
* やっぱり、宮崎県の出荷量はぐんを抜いてますね!2位以降は、大消費地東京の周辺エリアが生産県になっています。
「キュウリ」の茨城県内の市町村別出荷数量はどうでしょうか?
1位 筑西市 6560 トン
2位 常総市 2420 トン
3位 行方市 2160 トン
4位 石岡市 1570 トン
5位 桜川市 1420 トン
* 以上のように、県内満遍なくどこの市町村でも作付けされているようですが、多くは大消費地の東京方面に出荷されているので、特に県西や県南地区での出荷量が多くなっています。
主に県西地区で作られている「千石きゅうり」は、表面は濃い緑色で美しい光沢があり、茨城県のブランドきゅうりです。
④「な す」
1位 高知県 38700 トン
2位 熊本県 30900 トン
3位 群馬県 24800 トン
4位 茨城県 16000 トン
4位 福岡県 16000 トン
* やっぱり、高知や熊本の出荷量はぐんを抜いてますね!
茨城も4位にランクインしています。
「な す」の茨城県内の市町村別出荷数量はどうでしょうか?
1位 水戸市 601 トン
2位 常陸大宮市 348 トン
3位 小美玉市 413 トン
4位 常陸太田市 225 トン
5位 笠間市 238 トン
* なすは、トマト、ピーマン、キュウリの他の夏野菜とは違い、県央や県北地区の生産が上位を占めています。
これは、常陸大宮や常陸太田で栽培されている「奥久慈なす」が、県が作付けを推奨する「ブランドなす」でもあり、東京市場でも高い評価を得ています。そして、県内では水戸が出荷額1位を占めている夏野菜です!
トマトは筑西市、キュウリは筑西市と桜川市、ナスは水戸市と笠間市が県内ベスト5に入り、各地それぞれが努力して、夏野菜が盛んに生産されています。
皆さん!茨城県の新鮮な夏野菜をたくさん食べて、夏バテに打ち勝ちましょう!
(農事通信員)