「奈良県で熊と出くわしたので、やむを得ず射殺」というニュースの見出しには驚きました。そこは従来 クマ生息が報告されていない地域で、今年の奈良県内の目撃情報は去年同時期の倍以上あったという。


熊が向かってきたために、猟師は逃げながら、やむを得ず猟銃で熊を射殺したというのであるが、遭遇したのが猟師で猟銃を持っていたことは偶然としても、良かったのであろうか。


京都でもツキノワグマが出没し人身被害が発生しているようですし、秋田では熊による人身被害とともに、警察官まで熊に襲われて大けがをしたというのであるから、恐ろしい。


自民党でも、従来では考えられなかったような熊の出没による、被害が多発していることから、様々な対策を講じています。


茨城県 猟友会(村上典男 会長)の総会に参加したところですが、本県でもイノシシが多くなって農産物等への被害が発生している中で、猟友会の皆さんが駆除のためにご尽力していることが報告されていました。


その他、ハクビシンが家の天井裏に入り込んで家屋の被害が発生したり、最近では特定外来生物 キョンが千葉県で大繁殖して茨城県に移動してきて、目撃情報が相次いでいます。


茨城県は報償金制度を導入し、県内で撮影された画像による目撃情報に1件2000円、捕獲には1頭3万円が支払われます。目撃情報に報償金を払うのは全国初で、県のキョン侵入防止への強い姿勢が現れています。


各種の有害動物の捕獲・駆除には猟友会の皆様の力が不可欠です。安全な狩猟を行うための銃の管理等についても、各種セミナーを通じた研修を行っておりますが、さらに地域の安全・安心のために力を尽くしていただきたいと思います。