私たちの子供の頃、夏休みと言えばセミの鳴き声、入道雲とカミナリ、そして、スイカに「とうもろこし」が定番の思い出ではないかと思います。
その「とうもろこし」が今まさに旬です!
スーパーやJA直売所、道の駅などの店頭にたくさん並んでいます。
農業県「茨城県」は、令和3年度の「とうもろこし」出荷数量が全国3位を誇ります。
以下、出荷数量の多い上位5道県を示します。
1位 北海道 77600 トン
2位 千葉県 14100 トン
3位 茨城県 11500 トン
4位 群馬県 10200 トン
5位 山梨県 7600 トン
やっぱり、北海道はダントツの出荷数量ですね。2位の千葉県の約5,5倍の出荷数量です。
その他では、千葉、茨城、群馬、山梨と首都圏に位置する県が上位を占めています。
それでは、茨城県内の市町村別出荷数量はどうでしょうか?
1位 結城市 1450 トン
2位 古河市 1340 トン
3位 坂東市 813 トン
4位 鉾田市 615 トン
4位 八千代町 615 トン
6位 つくば市 348 トン
7位 小美玉市 338 トン
8位 境 町 297 トン
9位 筑西市 236 トン
10位 水戸市 199 トン
県内どこの市町村でも一定量作付けされているようですが、多くは大消費地の東京方面に出荷されるので、結城や古河、坂東、八千代、境といった県西地区での出荷数量がかなり多くなっています。
県央の水戸も県内10位の出荷数量を誇り、地元のスーパーやJA直売所で販売されており、朝採りの新鮮な状態で出荷されています。
品種は、味来(みらい)、ゴールドラッシュ、おおもの、ハニーバンタム、ピーターコーン、ピュアホワイト、夏祭り等があり、それぞれで出荷時期、食感、甘さ等に違いがあり、その違いを楽しむことができるのも、大きな生産地ならではです。
この恵まれた環境で、旬の農産物「とうもろこし」を食べると、子どもの頃の思い出が甦るかもしれません!
(農事通信員より)