茨城県牛久市にある茨城農芸学院(少年院)の少年が栽培したブドウ(品種:メルロー)を使用し、牛久シャトーワイナリーで醸造されたワイン「牛久葡萄酒Merlot2023」が、初めて発売されました。


  私が、法務副大臣を務めていた令和2年度から、牛久市及び牛久シャトー株式会社の協力を得て、茨城農芸学院の農場でワイン用ブドウを栽培が始まったので、視察に赴いたことが思い出されます。


  この全国で初めての取り組みが実を結んで、2023年からの収穫・醸造を経てワインとして販売されるようになったのですから、歳月の重みを感じます。この年は牛久シャトーが1903年に完成してから120年目にあたり、その記念のワインになったという特別な意味もあります。


当時はまだ細い苗木だったブドウの木から、この芳醇なワインが完成したのは、牛久市や牛久シャトーの関係者のご理解とご協力によりこの「更生プログラム」が実施できたことと、そこに農芸学院の少年たちの努力が結集したからです。


このような「施設の中での作業を通じて社会に貢献する」プロジェクトの実践が、多くの少年の立ち直りにつながるよう願っています。


あたかもワインが年月とともに美味しく醸成されるように・・




法務副大臣当時の秘書官が持ってきてくれました。