畜産・酪農 全国代表者大会~持続可能な畜産・酪農の実現に向けて~に出席しました。

 食料や資源の多くを海外に依存する我が国では、食料安全保障の強化が強く求められています。

 一方、我が国の畜産・酪農をめぐっては、飼料など営農に欠かすことのできない生産資材価格の高騰・高止まりや肉用子牛・枝肉価格の下落、牛乳・乳製品需要の低迷などが重なり。かつてない危機的な状況に直面しています。

 この危機を乗り越えるべく、畜産・酪農関係団体の皆様は、耕畜連携の強化や自給飼料の活用拡大などを通じた国内資源の有効活用を進められるとともに、生産性向上に向けた技術の導入促進、徹底した経営支援など経営基盤強化の重要性を再認識され、その取り組みを加速・強化されています。

 そのうえで、これらの取り組みを後押しする支援策や万全な経営安定対策の確保、再生産可能な適正価格の実現に向けた畜安法の運用改善等、食料安全保障の強化に必要な施策の拡充を政府・与党へ強く求めています。

 また、次期「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針」の策定に向け、消費者ニーズをふまえた生産や需要創出等により、需給問題など、直面する課題の着実な解決に向けた検討を進めています。

 危機的な状況にある今こそ、持続可能な畜産・酪農経営の実現を通じた食料安全保障の強化を図ってまいります。