茨城県 県西農林事務所管内、土地改良区の要望活動で、茨城県土地改良事業団体連合会 県西事務所 筑西管内連絡協議会 赤城正徳 会長、境管内連絡協議会 下田欽嗣 会長、江連八間土地改良区 吉原光夫 理事長、茨城南総土地改良区 鈴木功 理事長等とともに、農林水産省 農村振興局 青山豊久 局長のもとへ伺いました。

 

 茨城県県西地域では、高品質な農産物を安定期に供給できる産地を拡大され、競争力のある強い農業の実現に向けて、水田の大区画化・汎用化、畑地の区画整理や霞ヶ浦用水を活用した畑地かんがい施設等の整備、老朽化の進む農業基幹水利施設の長寿命化対策など農業農村整備事業を推進されています。

 このような中、国の農業農村整備事業は、平成22年度の大幅削減以降徐々に回復し、令和4年度当初予算は、4,468億円を確保させて頂いたところです。

 一方、農業・農村を取り巻く環境は、農業従事者の高齢化や減少、人口減少に伴う国内市場の縮小に加え、グローバル化の急速な進展、頻発する自然災害など大変厳しい状況に直面されています。

 こうした状況の中、農業農村整備事業はより一層重要な役割を果たすことが期待されます。農業生産基盤の整備による効果は単に農業生産性等を向上させるだけでなく、農村協働力を育み地域資源の保全管理の質と持続性を向上させるものであり、国が目指す「農業競争力の強化」、「国土強靭化」の実現に必要不可欠であることから、しっかり支援したいと思います。