憲法が施行されてから75年が経ち、その間の国内外の変化はたいへん大きいが、それに対応した改正はまったく行なわれていません。

 地球規模の気候変動により自然災害も頻発・激甚化していることや、近い将来に地震災害が発生の切迫性が指摘されている、また新型感染症の恐ろしさも嫌というほど見せつけられたが、世界の基本法には盛り込まれている緊急事態に対処する規定が、我が国の憲法にはありません。

 ロシアによるウクライナ侵略という厳しい戦争の現実を目の当たりにして、自国を守ることの重要性を再認識させられるが、我が国憲法には、自衛隊の存在を裏付ける記述がありません。

 このほか立憲主義を貫くためには、現行憲法を改正する必要があります。そのような課題を日本会議女性の会が正面から取上げることには大きな意味があります。様々な立場の人々が憲法について理解を深め、議論することを応援します。