地元の茨城県養豚協会の皆さま方より、要請書を頂きました。

豚熱ワクチン接種推奨地域は全国で39都府県にまで広がり、全国各地で接種済農場での豚熱発生が相次いでいます。地元茨城県でも2件の発生があり、生産者の皆さまの不安と緊張は最大となっています。 

 発生が確認されると全頭殺処分の措置がとられます。地元茨城県でのイノシシの感染状況を勘案すれば、野生イノシシでの清浄化が完了しない限り、いつどこで豚熱が発生してもおかしくない状況です。

 また、飼料高等による影響で経営状況が厳しい中で、養豚業の継続性を維持するためには、県内の農場においてこれ以上豚熱を発生させてはなりません。

 生産者の皆さまが求めていることは、子豚に対しても適期に豚熱ワクチンを接種できるようにすることです。養豚協会の具体的な提案は「獣医師の管理と指導の下、指示書により農家自らが自農場の豚に対してワクチン接種ができるように制度を改正すること」で、子豚に対しても迅速に対応し、豚熱に感染する機会を減少させようとするものです。

 我が県において良質な豚肉が生産されているなかで、養豚業の皆さまに大きな損害が生じ、経営の継続が困難になるような事態はなんとしても避けるよう、着実な対策を講じてまいります。