本日（９月９日）、第７６回新型コロナウイルス感染症対策本部がオンラインで開催され、出席しました。
全国各地で、新規感染者数はようやく減少傾向となっておりますが、重症者数は、依然高い水準が続いています。こうした状況の中で、
・ 緊急事態宣言は、宮城県、岡山県について、９月１２日をもって、解除すること
・ それ以外の１９都道府県は、９月３０日まで延長すること
・ まん延防止等重点措置は、富山県、山梨県、愛媛県、高知県、佐賀県、長崎県について、９月１２日をもって終了し、それ以外の６県は、宮城県、岡山県を追加した上で、期間を９月３０日まで延長すること
が、決定されました。
まずは、医療体制をしっかり確保し、治療薬とワクチンで重症化を防ぐこと、さらには、病床、ホテルに加え、全国で、酸素ステーションや臨時の医療施設などの増設を進めるとともに、既に２万人以上に使用され、大きな効果を上げている新たな中和抗体薬についても、重症者を更に減らすため、全ての必要な患者に投与できる体制づくりを進めることとされました。
また、ワクチンについては、欧米諸国と比べても早いペースで接種が進み、デルタ株による感染拡大の中でも、重症者や死亡者数は極めて少なくなっています。
今後、１０月から１１月の早い時期には、希望者全員のワクチン接種が完了する見込みですが、それと並行して、ワクチンの接種証明や、検査の陰性証明を活用して、飲食、イベント、旅行などの社会経済活動の正常化に向けた道筋を付けていくこととされました。
この危機を乗り越え、安心とにぎわいのある日常への道筋を付けるため、全力で取り組んでまいります。
