副大臣が委員会に遅れたため審議がストップし、法案の採決が見送られたばかりか、その後の審議日程にまで影響しているとの報道がされている。

 

 一般の会議でも時間厳守は当然のことだが、委員会での大臣をはじめとする3役や、理事会等での理事の出席は特に厳格で、遅刻でもしようものなら大ごとになるので細心の注意が必要だ。

 

 国会では同時に多くの会議がもたれるので、ひとつの会議に夢中になっていると、時間が経つのを忘れてしまう。また、パソコンのキーボードに向かって仕事をしていても、あっという間に時間が経過していることがあるので危険である。

 

 秘書官が付いていて管理してくれるが、手違いを生じることがある。本件でも委員会側に正式に欠席の手続きを済ませていたらしいが、連携が悪かったために混乱が生じたのだろう。

 

 今日も委員会と同じ時間に官邸でのコロナ対策本部が開かれ、私が大臣に代わってそこに出席しなければならないので、委員会を一時欠席する手続をしたのだが、連絡ミスがあれば謝罪に追い込まれかねないので心配だった。

 

 コロナ対策本部が終了し、委員会に戻るとなんと委員長解任決議案が出されたので、結局委員会は開かれずじまいだった。

 委員長の解任決議案が出されると、これが衆議院本会議で採決されるまで法案の審議はされないことになる。なかなか前進しない。