桜川改修期成同盟会(会長 大塚秀喜 桜川市長)、国土交通省に対する要望活動に同行させて頂きました。

桜川は、桜川市山口地区の鏡ヶ池を源流に、筑輪川・山口川などいくつかの支流が合流しながら、筑西市、つくば市、土浦市の水田地帯や市街地を経て国により導水事業が進められている霞ヶ浦へ注いでいる河川です。

桜川は、古来より氾濫を繰り返す河川として知られており、昭和13年の水害を契機に昭和14年から土浦市の土浦工区(霞ヶ浦合流点側~つくばヘリポート約10㎞区間)、昭和50年度から桜川市の真壁・大和工区(筑真橋~大和橋約16.5㎞区間)、昭和55年度からつくば市の筑波工区(つくばヘリポート~筑真橋約15.5㎞区間)の整備が始まり、平成元年までに土浦工区を概成しています。

昭和61年の水害により筑波工区、真壁工区を中心に大規模な浸水被害が発生したことから、集落部を防御する緊急改修が進められてきました。しかしながら、近年の大型化している台風やゲリラ豪雨による想定を超えた雨量により、住宅への浸水や道路への冠水等の深刻な被害が発生しています。昨年の台風19号では、桜川市で床上浸水2件、床下浸水23件、筑西市で農作物への浸水が約31ha、つくば市で11件の床下浸水等の被害がありました。

本日は、国土交通省の水管理・国土保全局の塩見英之 次長に面会し、桜川の現状を説明した上で、流域住民の生命財産を守るため、桜川改修について重点対策の必要性と積極的な事業推進を訴えました。