今日の仕事始めは、全国の高等検察庁の検事長や地方検察庁の検事正などおよそ70人が参加した検察長官会同への出席です。

 検察の現場で働く職員一人ひとりが、刑罰権の適正な行使という検察の使命を実現するため、公正誠実に、熱意をもって一つひとつの事件に取り組まなければなりません。

  上川法務大臣、そして林検事総長の就任後初の会同で、その点からもたいへん大きな意味を持つものでした。この緊張感を維持しながら、適正な仕事をしなければなりません。

 公益を代表する検察権の行使は、国民の信頼があってこそ成り立つことを、改めて参加者全員が確認するものとなりました。

 

 続いて、社会の変化とともに変容している、所管事項の現在の動きについて説明を受けました。

① 矯正局の大橋 哲局長から、全国の刑務所・少年院などの管理や再犯防止に向けた教育・訓練などについて、

②人権擁護局の菊池 浩局長からは、人権擁護委員の皆様とともに取組んでいる人権に関する相談や問題の解決、啓発活動について、

③保護局の今福章二局長からは、保護司や更生保護施設による、地域の皆様と連携して立ち直りを支える更生保護の現状について、

④司法法制部の金子 修部長からは、法教育や法曹養成、法テラスなど、司法制度の土台を支える組織について、

⑤出入国在留管理庁の佐々木聖子長官からは,出入国の公正な管理や外国人の在留管理・支援など、それぞれの所管事項等について説明を受けました。

 

 私が法務大臣政務官を務めていた平成27年当時と比べて、大きく変化する社会環境に対応することに、苦心していることがわかりました。

 国民にとって実効性のある、より現実的な法務行政を進めていくために、従来の枠組にとらわれない果敢な取り組みが必要です。

 

 常陸大宮市の鈴木定幸市長が法務省を訪問して下さいました。県議会議員時代からの同志が立派な市長として、多くの市民の期待に応えるべく活動している姿に、頼もしさを感じました。私の立場から、できるだけの支援をさせていただきたいと思った次第です。