水田農業振興議員連盟が開催され、令和2年産米をめぐる情勢について農水省から説明があり、その後にJA全中の金子常務理事、JA全農の高尾常務理事から各団体の取り組み状況についてヒアリング、議員連盟としての取り組みが示されました。

 

令和元年産の作付状況から、来年に向けての主食用米の需給見通し、相対取引価格の推移、産地別の民間在庫の状況などの精緻な資料に基づき、今後の高収益化を目指す戦略が協議されました。

 

コロナウイルス禍は米の需要にも大きな影響を及ぼし、2月~4月は外出自粛により家庭用の販売が一時的に伸びましたが、3月~5月にかけては外食向けの需要が大きく減少しています。外食・中食向けの比率が高い産地品種銘柄で、スポット取引価格が下落傾向にあります。

 

このような背景にあって、今後の生産・販売を推進するキャラバンを、農水省職員とJA等が協力して実施しています。また、水田活用の直接支払交付金や転換作物拡大加算、高収益作物等拡大加算など、様々な生産推進策を講じて水田農業の経営安定を図ります。

幹事の岡田広先生も参加されていました。