39県について緊急事態宣言が解除されました。

緊急事態宣言の解除は、感染者が減少傾向になったことによりますが、人々の窮乏が進むなかで一定程度経済活動を容認しなければならないという事情も考慮した、難しい判断によるものです。

 

緊急事態宣言が解除されたことで、緊急事態を脱したように感じますが、そう手放しで喜んではいられません。これからは措置法に基づく自粛の要請等はできませんので、まさに各人の自主性が頼りということになります。

みんなの気が緩めばたちまち感染が拡大して、再び緊急事態宣言が発令され、さらに厳しい行動の制限が求められないとも限りません。

 

茨城県をはじめとする特定警戒都道府県も解除の対象となりましたが、これは皆さんが感染拡大防止のために、真剣に人との接触を減少させてくれたおかげです。

日本は、外国のように都市封鎖などにより強制的に人々の行動を制限したわけではありませんが、それでも国民が自制して、今のような感染者の減少を果たした事は誇るべきことです。

 

経済活動を再開して人との接触の機会が増えても、感染の機会を増加させてはならないのですから、容易ではありません。

これからは、コロナウイルスの感染と背中合わせにいるという緊張感のもとで、新しい生活様式を実践しなければなりません。

 

追伸、

茨城は最初の頃ずっと感染者が出なかったので、そのまま大きな問題にはならないのではないかとも思われました。しかし、現実に発生しはじめると、県南の東京圏との交流が多いところで急激に増加し、特定警戒都道府県の対象にもなってしまい、一時は本当に心配しました。

・・・今日まで9日連続で感染者ゼロです。これまでの感染者数は168人で、110人が回復しています。