第30回 小栗判官まつりが開催されました。小栗判官役のゲスト、前川泰之さんの甲冑姿も勇ましく、出陣式から凱旋式まで武者行列が新治駅前通りを練り歩きます。

この小栗判官と照手姫の物語は、陰謀と蘇りの数奇な運命と2人のロマンスが底流にあります。小栗判官伝説は本やコミックなどの読物の他に、映画や人形浄瑠璃、芝居、更にはスーパー歌舞伎、オペラにまで取り上げられており、いかに興味深いものであるかがわかります。

小栗判官伝説発祥の地のある筑西市では、このような地域資源をまちおこしに生かそうとしており、ヒロサワシティには「小栗判官研究所」もあります。
勧善懲悪のストーリーが日本人に共感を生んでいるのかもしれません。

地域に息づいている古(いにしえ)の物語に、思いを馳せるひと時でした。