これまで黒部ダムを一度も見たことが無かったので、今回のバスツアーに申し込みました。

 カップル・友人・家族に混じっての1泊2日の旅ですが、見た感じ、お一人様は15人位で総勢43人でした。

 

初日(8/18)

 バスの始発は大阪駅出発なんですが、私は集合時間が30分遅い新大阪駅を選びました。

 受付を済ませて、横のコンビニで、朝食代わりの缶ビールを買って、バスに乗車。 座席はバス後方の通路側で、相席の方は、見た感じとても体格の良い方でした。

 バスは名神高速の一宮JCTから中央高速に乗り換え、長良川SAで自由昼食時間。 レストランで飛騨ラーメンを注文したら、昼時で混雑している様で時間だけが過ぎてゆきます。 ラーメンが届いたのがバスの出発時間のなんと6分前。 ラーメンを流し込むように飲み込んで、バスに戻りました。

 混雑時は、レストランでの食事は避けましょう。

 初日の観光のメインは、上高地の自由散策(90分間)なんですが、上高地に着いたと同時に、じゃじゃ降りの大雨になりました。

 左の行列は、雨が酷いので、路線バスで帰ろうとしてる方々です。 数100mのとても長い行列ができていました。

 外国の観光客が少なかったから成せることなのか? 日本人は凄いな~と思いました。

 私はパーカーを着て傘をさして、上高地の散策に出かけましたが、物凄い雨で遊歩道が川の様になっていて、ズボンは濡れるし、すぐに靴が水没してグジュグジュになりました。

 まあそういうアクシデントも旅の思い出だと思いながら、1時間位散策してバスに戻りました。 皆さん私と同様、下半身はずぶ濡れの様でした。 バスに戻った頃には、雨は小雨になっていました。

 その後は、翌朝の出発駅に近い扇沢駅付近のホテルに向かったのですが、台風7号の影響なのか観光を遅らせた方々の車で、一般道が大渋滞です。

 ホテルに19:30に到着する予定だったのが、なんと21:45になってしまいました。 急いで夕食を食べて、温泉に入って、濡れた衣類や靴を乾かして就寝ですが、ビールの自販機が作動していません。 ウォシュレットも付いてないし、最悪です。

 

2日目(8/19)

 5時半に目が覚めて、朝風呂に浸かって、6時から朝食です。 6:50にホテルを出発。 慌ただしいツアーです。

 

①扇沢駅(1,433m)電気バス>--黒部ダム--黒部湖--

 関西電力の電気バスに乗って、黒部ダム工事の最大の難所だった赤沢岳の中のトンネルを潜ります。

 

 黒部ダムの観光放水です。 多量の放水で水しぶきに虹が掛かって、とても雄大で綺麗でした。

 

②黒部ケーブルカー>--黒部平(1,828m)--

 

 

③立山ロープウェイ>--大観峰(標高2,316m)--

 

④立山トロリーバス>--室堂(標高2,450m!アルペンルートの最高所)--

 
 美しい日本アルプスの山々を眺めながら、みくりが池を1時間掛けて一周しました。
 写真の真ん中に見える湯気か煙に見えるのは、硫黄を含んだ有毒ガスです。 硫黄の濃度が高くなると、立ち入りが禁止になります。
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⑤高原バス>--美女平(977m)--

 冬季は雪の絶壁で有名な大谷ウォークですが・・・この道を美女平迄、下って行きます。

 

⑥立山ケーブルカー>--立山駅(475m)

 美女平から立山駅迄、ケーブルカーで降ります。

 

 帰路は、立山駅に往路で乗って来たバスが待っていて、北陸自動車道から名神に乗り継いで、大阪に戻って来ましたが、工事渋滞に巻き込まれ、1時間の延着になりました。

 

感想

 私の主目的は、黒部ダムの放水をただ見たいだけだったのですが、黒部・立山アルペンルートの予習が足りておらず、バスやケーブルカーやロープウェイを6種類も乗り継いで、長野県から富山県まで横断するものだとは、思っても居ませんでした。

 我々はツアーだったので、添乗員さんが各乗り物の手配や我々だけの臨時便を出してもらったりして、乗り換えは楽でしたが、これを個人で手配するとなると大変だな~と思いました。

 前日は雨と渋滞で酷い目に遭いましたが、翌日は豪快な黒部ダムの放水や立山の高原散策など美しい自然に触れることができ、よい思い出ができました。

 

以上