今日は このブログで 以前に取り上げてきた 


 太地のイルカ漁イルカ の その後のお話 です


 和歌山県の太地(タイジ)という名の 漁港で行なわれている

  

  イルカ漁の有様が残虐だと告発した 


   アメリカ人マイクによるドキュメンタリー映画 が 


    漁業業者の反発を呼び


   10月半ばに東京で開催が予定されていた


    映画国際映画祭での映画上映の可否が問題とされていたが

 

     上映により 混乱が起きた場合は


      映画製作者が責任を負う という条件つきで

 

    上映が行なわれた


   この映画のルイ・シホヨス監督外人は 映画祭のため来日


    「この映画が日本の方々に見て貰えることは


      日本人にとって大きな勝利であり、また


       私の本当のお客さんであるイルカ達イルカにとっても


      大勝利である」 と語った


   同監督は 同時に 「この映画は立派な映画だ」と自画自賛し


    日本全国で上映されるよう配給業者と契約したいと言い 


     さらに 日本での上映によって得られた収益は 


      漁業関係者が イルカの殺害をやめて 


       くじら鯨ウオッチングなどの事業推進のために 使うように


      太地に寄付するという意図を表明した


    ところが 一方 太地の漁業組合は 


    1.この映画は隠し撮りなど 違法手段によって撮影され

 

       事実に反する部分もあり 


       イルカ漁の実態を誇張して伝えており


    2.動物愛護という偽善的な運動家の攻撃 は


      何百年も続いた祖先伝来のイルカ漁の正当性を


       無視するもの



   といった観点から


    東京国際映画祭の主催者に対しては


     この映画の上映に文書で抗議する とともに


    映画の内容をより詳しく検討の上 場合によっては


     製作者に対する法律上の救済措置も考慮中という


    可愛いイルカの虐殺をめぐる 国際的波紋は


     まだまだ尾を引きそうである


    これは 前にも述べたように


     捕鯨をめぐる国際問題とも関連する


      わが国の捕鯨業をめぐる権益 と


       国際的環境規制 との調整の問題であり


    さらに より広く 国際的環境規制に対する


     わが国の基本政策に関わる問題であり


    この点 政権発足直後 早々に


    温暖化ガス25%削減を国際公約した


     新内閣の環境政策、外交政策の基本とも関連する

      問題である   

    面白いことに 就任早々の岡田外務大臣は 


     太地のイルカ漁問題について コメントを求められ 


      問題の映画「The Cove」は見ていないとしながら


       「国により食文化には様々な違いがある....文化は多様であ  


      ることを理解して貰いたい」

 

       という優等生的コメントをしたようであり


      Japan Times(09,10,18) は 


Okada urges understanding for Taiji という


      見出しで これを報じている


       







       

      

     



 そもそも 両親の離婚は 


子供こども男の子の生活に大きな影響があることはいうまでもない 


これが おかあさん国際 結婚マイクの場合は 問題がより複雑になりやすい


 前回紹介した 日米のカップルの離婚の結果生じた


 父親の逮捕警官騒ぎは ある意味で 典型的なトラブルが凝縮して


 現れたように思える


  この場合 このような場合の裁判所の取扱いの違いが 


  離婚した日米の両親と子供たちの関係をより複雑にし 


  トラブルの結果 両親の争いによって 


    一番かわいそうな思いをするのは子供達であり


 日米双方の司法関係者は このことを十分認識した上で 


    問題解決のため 努力をしなければならない


問題の背景


 先ず、この問題の処理についての わが国と 多数の先進国の


  取扱いの違いから 見ていくことにしよう


 第一に、 日本の裁判所は 離婚に当たり子供のためを考えて


  出来るだけ 子供と長時間接触が可能と思われる方に 


   監護(教育)権 または これを含む 権を認める 


     のが一般である


   ところが 両性の職業生活のパターンが変化してきたとはいえ


    この考え方によると 日本ではまだまだ 


     男性が仕事のため家にいない時間が長いのが通常で


     結果として 女性の方に 監護=親権が 認められる ことが多い


 第二に これに対して アメリカを初め 多くの先進国では 


   監護(教育)権(custody) の決定に当たり 


   1. 必ずしも 在宅時間の長さに 日本ほど重きをおかず 


    より広く 様々の要素を考慮に入れて 


      子供の監護権の帰属を決定している


   2. また 監護権を認められなかった方の親には 


      一定頻度で 一定時間 条件を決めて 


      子供と会う権利を 保障するのが一般である 


 第三に 「児童の国際的誘拐の民事的側面に関する条約」(ヘーグ国際条約


   という国際条約があり


    この条約は 批准国内に違法に連れこまれ または 留められている 児童

 

     の即時帰国」を保障すると共に


    この条約を批准した国は 他の批准国の裁判所の決定を尊重すべき


      ことを定めている

    

    ところが 日本は この条約を批准しておらず 


     これを批准している国々は 日本政府に対し


       この条約の批准を 要求しており


     とくに アメリカ、カナダ、イギリス、フランスの政府は


       日本政府に対して この問題に対処するよう 共同声明を発していた


日本は特殊はてなマーク     


  国際結婚が破綻し 子供の監護権・親権をめぐる争いの事例は


   増加傾向にあるのは間違いなく 


    一部には 約16万の親が子供に会えない 状態にあるとか


     1万人以上の二重国籍の子供たちが 両親に会えないでいる

 

    といわれている


      家庭裁判所に持ち出された 監護・親権に関する事件は 


       2000年には1万7千件であったのが 


       増加を続け 昨年は2万件に達したが


      この種の事件の90%で 母親おかあさんが勝訴しているニコニコ~


     これは 必ずしも 日本の裁判所が 


       子供と一緒に入れる時間を重視しているため 


       基準が 他の国と異なるため だけではない 


    とくに ヘーグ国際条約の批准に 日本政府が慎重なのは


     結果的に 家族を虐待するような 父親 とくに 父親のDV叫び から    

       

      母親と子供を 守るのが 難しくなるという危惧 からである


解決の方向 弓矢


  国際条約といものは それぞれの国が賛成して 


    国会などで 批准の決定が行われて 初めて


     その国に対して 拘束力が生ずる


  批准するか 否かは それぞれの国が 


   自国の利益になるか 不利益にならないか を考えて


   決めるべきことである


  日本の裁判所の扱いは 


   離婚に関する法律原則を 定めている


    民法 766条 と 819条 に従って 


     裁判所が 様々の事情を考慮に入れながら


    どうしたら 子供がより安定した生活を送れるか を 


       慎重に判断した上で 夫婦どちらか一方に 


          親権や監護(教育)権を認める 決定をする


    この場合 監護権が否定された方の 親に 


      定期的な面会を認めるか などの付帯的な事項


        についても 決定を行うこともある


   その際 外国の裁判所の決定 も 当然


     このような 様々な事情の一つとして 考慮に入れられる


      ただ それを尊重するか否かは 裁判官の判断による


  さて  日本の憲法は 


        裁判官は 「良心に従い独立して、その職権を行ひ、この


         憲法及び法律にのみ拘束される」(76条2項)


       と定めており


       したがって 裁判官は 外国の裁判所の決定に


        当然拘束されるわけではない 

 

    同時に 憲法は、


     「日本国が締結した条約及び確立した国際法規」を遵守するこ


     とも定めている


      ただ 外国の裁判所の決定が他国を拘束することは


      ここでいう「確立した法規」ではない


     だからこそ ヘーグ国際条約はわざわざ このことを


       定めているわけである


  

   グローバル化の今日マイク国際結婚母は今後ますます増加するだろう

 

    若い人の間で 自由な生き方が 謳歌されるようになり  

 

    離婚が 今後増加することも間違いない 

  

   


  男女関係も親子関係も とかく


     エモーショナルメラメラドンッになりやすいものであるが

 

   このような時代に 


    生まれてきた赤ちゃん はいはい 子供達こども女の子の幸福を守るために 


    関係者は 理性を失わずに 辛抱強い努力を続けることが望まれる

  このテーマ は取り敢えず 以上

 


前回まで 3回にわたり イルカイルカの「動物権」?を考えてきたが、


今度は 子供こども女の子 の「人権」と親の「親権」 を考えてみよう akn



 8才の息子と6才の娘をもうけた アメリカ男性マイク と 


  日本女性sumiko の 夫婦が テネシーで離婚

 

その後 日本女性は 子供をつれてなっこ家 日本日本に帰国 空港


 福岡で子供と暮らしていた


ところが 別れた 元の亭主 が 日本にやって来てジェット機


  9月28日 突然 力ずくで子供を連れて 


   福岡のアメリカ領事館家に駆け込もうダッシュ とするところを


   間一髪で 日本の警察警官に誘拐容疑で逮捕されたムンクの叫び


アメリカでは CNNやAPなどの主要メディアが 


  一斉に この事件を報道し 


   日本の文化と法制度は特殊だと指摘している


 何故だろうかはてなマーク 以下 この事件の経過をたどりながら 検討しよう


  

  1. この事件で 夫婦の離婚を認めた テネシーの裁判所は


     母親に子供の監護権を認めていたが、


     同時に アメリカの一般的なやり方に従って 


     父親にも 一定の範囲で 子供と会う権利を認めていた


  2. ところが、この父親が なんと離婚の翌月には


     別の女性と再婚 このため 


      母親は 精神的に不安定な状態となり


      分かれた前夫の新婚家庭に 子供達を面会に行かせるのに


      抵抗を覚えるようになり ストレスが嵩じ


    結局 子供を連れて 日本へ帰る決心をし 


 .    このような事情があったためか 裁判所も


      母親の子供連れでの一時帰国を 認めるに至った

  

    母子は7月末に一時帰国したが、2週間でアメリカにまた帰り

 

     さらに 8月には再び 日本に帰ることになる


    ところが この時点で テネシーの裁判所は


     子供の誘拐容疑で母親に 逮捕状を出していたようである


   2. 一方で 日本の裁判所は 


     必ずしも 外国の裁判所の決定を尊重しない上に


     離婚の場合 親権を母親に与えることが圧倒的に多い


      これは、わが国の現状では 母親の方が

          

       子供と一緒に居れる時間が長いことを考慮して


       母親に親権を与える方が 子供の為だという考え による


     と解されている 


   3. ただし、この件での父親の逮捕は 父親が 子供達を


      無理やり領事館に連れ込もうとした行為が

       

       単純に 誘拐罪になるとの判断で 行われたもののようで


       子供たちに対する親権や監護権がどちらにあるか


       には直接関係がないが 


     アメリカのメディアは


       子供の監護権に関する 日米の考え方の相違から


       今後日本の裁判所が この事件をどう処理するかに


        関心をもっているようである


    次回は この点をもう少し詳しく 検討しよう