イデアはシンとラーの骨の形が簡単なので、それらを最初に改造する事にした。ガイヤーの骨が、胸骨が輪の形をしていて前腕骨も違っている以外は人間の骨とほぼ同じ形であるのに対して、シンとラーの骨は、「土」の字の、上の横線の両端から腕が生えてて、下の横線の両端から脚が生えてて、二本の横線の間は、前にも後ろにも肋骨が付いていた。
胸側の肋骨と、背中側の背側肋骨の両方とも、一番下の肋骨を取り除いて、残りの肋骨は前後に長さを延長して、胸骨及び背側胸骨との繋ぎ目を一つずつ下にずらして、第一肋骨が、胸骨と第二肋骨との繋ぎ目に繋がるようにして、人型の時は下に垂れていて、脛に変形する時に水平に起き上がるようにした。
胴体の外装は前後に切って、両脇の下端部の裏面に、水平に走るレールを設け、脇腹と同じ形の板の下端部に回転軸を設けて、胸側の外装と背中側の外装の、両脇の下端部の裏面にレールに、その板の下端部の軸をはめ込んだ。
両腕は、合体時に、肘関節が尺骨と橈骨の間を滑って行って、上腕骨が尺骨と橈骨の間に収まるようにして、土の上の横線――肩帯は人型の時は水平に立ってて、合体時に上に倒れるようにした。
両脚は、合体時に膝関節が脛骨と腓骨の間を滑って行って、大腿骨が脛骨と腓骨の間に収まるようにして、土の下の横線――腰帯は合体時に上に倒れるようにした。
こうしてシンとラーは、合体時に両腕と両脚が縮んで、胸パーツが前後に広がって、頭部が中に引っ込んで、両脇に出来て広がった切れ目の下の表面が下端を軸にして起き上がって、両腕が両脇の蓋が開いた址の溝に収まり、蓋が閉じて腕をカバーし、両脚をぴったりと閉じて、頭部と両肩と、胸部装甲の間に出来た隙間にスフィンクスの爪先が収まり、頭部と両肩と、背部装甲の間に出来た隙間にスフィンクスの踵が収まるようにした。
