報道ではNATOやアメリカに続いて、ロシアのプーチン大統領などに資産凍結や経済圏からの閉め出しを図っている、フランス・ドイツ・アメリカなどは武器をウクライナに送り後方支援に回っている、などロシアを包囲し、かなりのダメージを与えると言っている。
けれど、それは事実か?
世界にはNATOとアメリカを中心とした経済圏だけではない。
例えば、北朝鮮に対して経済制裁をし、物資の搬入でさえ規制したとき、果たして北朝鮮は苦しんだであろうか。
答えはノーだ。
苦しんでいたのであれば、今なお平然とロケット開発に没頭などできてはいない。
つまり、北朝鮮には北朝鮮の世界があることを知らなければならない。
報道機関が伝えるのは、いつも我々が正義だ!と言わんばかりの内容だか、例えば、アフリカのマリに対するフランスとロシアの三角関係についてフランスがどのように支配下においてマリがロシアと手を組むに至ったか報じてるだろうか。
西洋を正義と見れば横はいりしてきたロシアは邪魔なやつで力があるだけに悪魔に見えるだろう。
けれど、アフリカの解放という目で見れば、経済で縛ってきた西洋からの脱却の手を貸してくれる正義に見えるだろう。
このような国はアフリカだけではなく、南アメリカでも見られ、インドネシアやネパールなどのアジアに対しては中国が手を差しのべていっており、その経済圏は実は小さくはない。
そうしたことから、北朝鮮が孤立しないように、ロシアも孤立はしない。
仮に、ベラルーシでのウクライナとの交渉が決裂したとき、さらに大きな戦火に見舞われるだろうが、そこにヨーロッパが集中したとき、呼び声を同じくして、アフリカ、南アメリカでもヨーロッパが経済で締め付けていた国々は動きだすだろう。
そのなかでも、もっとも強い懸念があるのは台湾だ。
駒は1つずつ出されつつある。
日本は、国内でもウクライナの声に耳を傾け、支援を呼び掛け、ロシアに制裁をと強弁をとる政治家までいるが、自分の足下を良く見ることだ。