またまたハードカバーの難しい本を読んでみました。
ロンドンビジネススクール教授のリンダ・グラットンさんが書いた本で、今から約10年後の2025年、私たちがどんな風に働いていて、どんな問題に直面しているかを、現在起こっている様々な変化を読み解いて予測している本です。
1.テクノロジーの発展
2.止まらないグローバル化、都市化
3.長寿化、高齢化
4.進む環境問題、エネルギー問題の深刻化
5.社会と人々の価値観の変化
…5つの要因を挙げながら、未来の働き方のモデルを紹介しています。
立体映像電話と携帯端末を駆使して、世界を相手に24時間分刻みのスケジュールをこなしていくビジネスマン。
自宅から出ずに世界中の難しい案件を受注し仕事をこなしていくITプログラマー。
市の交通渋滞問題の解決に向け、世界に散らばる都市計画の専門家や、市民の意識改革の専門家等など、様々な専門家と意見交換しながらプロジェクトを進めていく政治家。
オンラインマーケット企業に登録し、他の職人達とオンラインで制作工程の確認をしながら共同でドレスを作っていく、個人経営の刺繍職人。
良くも悪くも世の中は変化していく。
働き方、家族のあり方、幸福感。
その中で自分はどう変わっていくべきなのか
著者は3つの提案をしています。
・「広く浅く」から専門家へ
・競争から共生へ
・大量消費から経験へ
共生?経験!?何?って感じですが、自分の人生をどうしていきたいのか、今のまま漠然と過ごしていては実現できない未来を考えさせる提案です。
私の今の仕事が10年後どうなっているか、ピタリと予測する事はできませんが、この提案を踏まえながら今を頑張っていこうと思いました。