
明けましておめでとうございます。
子育てと仕事、中々観る機会が減っていましたが、年末年始のお休みで久々にDVDを借りて来ました。
気になりつつ観に行かなかった『ダークナイト・ライジング』。
「シリーズ2作目はつまらない」と云うジンクスを吹き飛ばした前作『ダークナイト』の続編。嫌でも期待してしまった人は多いんじゃないでしょうか?
三部作の完結編。前作を上回るピンチってどんな??と思いながら観始めましたが、前半から引き込まれました。
ジョーカーとの戦いで最愛の人を失い、身も心も深い傷を負ったウェイン。平和な世に必要のないヒーローは、自分を見失ったまま失意のどん底から抜け出せずにいた。
強力な法律と民衆心理の操作で8年続いた平和。しかし、犯罪者を片っ端から捉えていても、貧困化や政治の腐敗、表には出ない不満は蓄積されていた。そして平和ボケした警察を出し抜いた計画が動き出す。
バットマンを育てた秘密組織、影の同盟出身のベイン。科学者の誘拐、建設会社と組んで進める地下工事、奪われたウェインの指紋…
彼の狙いは何なのか?
まぁ~今回はヒーローモノらしく、エンターテイメントに徹した作品になっています。
その意味で期待外れと感じる人も多いかと思いますが、三部作の完結編として、私は良い締め方だったのではないかと思います。
前作の衝撃を引きずったまま始まる本作。
あれだけの苦難を乗り越えてヒーローを続ける必要があるのか?そんな私達の当たり前の感覚も納得させる、しっかりしたストーリーです。
アン・ハサウェイのキャットウーマンも良かった!ホント綺麗ですよねぇ。敵か味方か!?という危うい感じと2人の距離の縮み方。話がよく練られてますよね。
今回、敵の魅力がイマイチだったのは残念でしたが、ヒーローの引退にスポットが当たった話ですし、もう一人のヒーローも出てくるし(!?)、サービスは充分かもしれません。あの最後はニヤッとしちゃいますね。
この作品だけで観ると、どこにでもあるようなただのヒーローアクション映画ですが、3部作でひとつの作品です。憎しみから生まれた悲しいヒーローが、悪と戦い、傷つき、自分を見つめ直すストーリー。是非堪能してみてください。
ティム・バートンのバットマンもまた観たくなったなぁ~。