『飛ばねぇ豚はただの豚だ』
酸いも甘いも噛み分けた、中年男の美学。
古き良きイタリア・アドリア海を舞台に、儚く輝く飛行廷乗り達を描いた作品
アドリア海一の飛行廷乗りマルコ。
イタリア空軍を離れ、賞金稼ぎとして気ままに生きている彼は、魔法によって豚の姿をしていた。
彼に辛酸を舐めさせられ続けている近海の空賊達は、ついに用心棒を雇うことに。数々のレースで名を挙げているアメリカ人、カーチスはここで名声を確実なものにして、自分の夢を一歩進めるつもりだった。
アドリア海中の飛行廷乗り達が集まる酒場、ホテル・アドリアーノ。マルコとの決闘が決まったカーチスはそこで歌手ジーナに恋をする。しかしジーナはマルコとただならぬ関係と知る…
第一次世界大戦を終え、続いて起こった世界恐慌により荒廃していくイタリア。戦争で多くの仲間を失ったマルコとジーナ、悲しみを抱えた二人の恋の行方は?
時代に取り残されつつある、飛行廷乗りという死と隣り合わせの職業。
死んだ仲間達との友情を忘れないマルコの生き方は不器用で、とにかく格好いいです。
加藤登紀子のシャンソンと古き良きイタリアの風景。作品全体の大人の雰囲気は好きな人には堪りません。
ルパンと並び、男の美学を追求したジブリ作品です。
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