2023年度 観劇 総評 | 観劇と 園芸と 健康と

2023年度 観劇 振り返り

面白い芝居で、楽しいひと時をありがとうございました。

 

 

カラ/フル 「短編集 君と僕の間にあるケモノ」

舞台セットが大阪住吉界隈の風景をうまく作っている

商店街のたこ焼き屋

母の優しさ、嫁の思いやり、とても良かった。

小道具を丁寧に作っている。

 

カラ/フル 「短編集 君と僕の間にあるケモノ」

4つの短編

脚本 演出 役者の演技が上手く丁寧に作られ一つの物語になっていた。

ケモノは、人の心 気持ちはが、変わったことに気が付かない。

恐怖、笑い日常、不条理、ファンタジー、心の変化 すべてが芝居の中にあった。

観ていて、次の短編へ進んで、
心が違う方向へ揺られるんですよ、そして合わさって、
ふり幅が、1方向だけではなく、3次元的に揺られ
より面白く引きこまれました。 
だから観劇は止められない。!!

 

溺れた魚の水揚げ式    第伍回公演 ジョンソン

いやーー 面白かった 良かった

裕の心の変化が、「うんこする――」が、きっかけなんて

梨加の推測する心 ジョンソンは進化する

ジョンソンが裕の言葉を聞かなかったのは・・・

おもしろい 今 観たいお芝居は、ハッピーエンドなんですよ ドはまり

最後 娘の父親の視線になってしまって、なんか涙が出ましたわ。

 

あゆみ企画 螢の光

最高に心を振り回された

いまさら点滅する蛍、嘘の点滅に惑わされたことを知る蛍

大切なもの 出会い 別れ 寂しさ 残される者の気持

自分勝手 背負う物の重さ 気持 想いの変化

人の心の奥を、とても上手く描いている脚本

キャストと演出で、より作り込まれていた。

観劇した私の心は、ぞわぞわしてる

素晴らしい作品です。

 

くじら企画    黄昏ワルツ

段ボールに住む 男性3人

おかしい、のだけれど 観ていくうちに、自分と変わらないじゃないか、

普通に過ごす人たちと変わらない様に感じて来た。

細かいことにこだわって、言い訳をして、一生懸命に生きて、

面白い、悲しい、切ない。

男は阿保で、これが本質 どこに居ても、こうして生きているんです。

 

劇団未来 第144回公演 劇団創立60周年記念公演No.3 梅子の梅根性

明治に6歳でアメリカへ、女性の生き方の考え

日本へ帰国 理想を追いかけて、学校を作る

ふたたびアメリカへ、多くの人に支えられ、約束を反故にしても、自分の想いを追いかける、

梅子は、女性の地位向上を目指しながら、考え唱えつつ 男と同じことになっている。

作った学校を守るため、メディアへの対応の為、思想を押し付けてしまう。

伊藤博文に意見した事と同じ行動に見える。

明治維新 西欧列強に挑んだ理想と現実 とても上手く演じている

この劇場を最大限に生かした舞台美術

このチラシも良い 丁寧に作り上げていた芝居。

芝居ではないのですが、

その後に戦争へ入ってしまう時、

アメリカから支援の人たちとの関係も吹っ飛んでしまうのだろう。

今も戦争がある

これからの社会は、男女から、個を認め合う平和な社会に代わりますように。

 

夢歩行虚構団 30周年記念公演 長編冒険劇 『竜王と海の王子』

紅のアルクス号 船長 アルクス団長 ドンナ・アルマーザ・アダマース
海の女王 深紅の十字弓 深紅の帆 水族 火族 永遠の水晶 人間には、まだ早い。
最後の場面 水の王 火の王 見つめる人間(アルクス海賊団)出演全員が全力で作っている。
台詞の間が少し長い、ちょっとアンバランスだが、それがリアル感を出している。
殺し 奪略 じゃなく 生きる者同士の愛と信頼 楽しくて ゾクゾク、わくわく。
何故なんだろ いまだに人間は戦争している どうしてなんだろ。
最高に面白かった。

 

突劇金魚プロデュース GoldFishTheatre 第4回公演
『墓場のオサムと機嫌のいい幽霊2』 がしゃどくろ組

最期にオサムが、思った、

呪いは、魔女が掛けるのじゃない、自分の心にある。

母も、妹も、幽霊たちも、皆、自分で呪いをかけている。

マッチ箱の棺桶 出口はそこだけ。

自分勝手な人の心をオサムを通じて描いていた。

すばらしい作品。