クラック愛好家がなかなか増えない。
身近な人を誘うものの、返ってくる返事は決まってこうだ。
‘’痛そう、怖そう‘’
山と渓谷社発行「フリークライミング」の、クラック編、クラックの醍醐味の節にこうある。
「難しい、痛い、怖いというマイナスイメージばかりが先行しがちなクラックだが、その魅力は計り知れない」
同感。
ある時期から、動画をSNSなどで見てから登るという、現代的な登り方に少し違和感を感じ始めた。周りの人間が、スタンスの位置やムーブを、事細かく指示する行為も然り。数学の問題でもなんでもそうだが、本番は自力で解くことが絶対条件であり、そうして正解を導き出した方が、喜びも大きい。カンニングはそもそもルール違反であるし、ガイドありでの完登は、実は真の完登ではない。
一方、クラック、そのライン上には、登り方の答え、情報は極めて少ない。存在するのは、一筋の割れ目と自分のみ。
ホールドも、スポーツルートのようなボルトも無く、自分の思うがままに、全てを自分で考え、死なないように自分でリスクも管理しながら、自分と対話しながら、自分と岩と駆け引きしながら、目の前のラインを辿り上を目指す。
そいういう意味で、クラックは、最も”フリークライミング”を、手軽に楽しめる登攀ジャンルなのかもしれない。
もちろん、トレーニングを積んで、有名な高難度のボルダーを登るのも楽しいし、いわゆるゲレンデの高難度のルートに通い詰めて、ようやく登れた時の喜びもこの上ない。
でも、たまには、自由な旅に出かけてみてはいかがでしょうか?
なんだかボヤキのようなったけど、、要するに、みんな、遊んでください、そういうことですね!笑
