鞍瀬川ボルダリングガイドブック「Memory of the Summer」 発売以来、多くの岩好きの方にこの鞍瀬にお越しいただき、またたくさん楽しんでいただき、大変嬉しいばかりです。有難うございます。
最近では、勿忘草や怪獣たちのいるところ、が人気課題というとこでしょうか。
一筋の光明、amema、anemos,anemoneは只今下地が壊滅状態なのは残念ですが、いつか復活してくれることを願うばかりです。
そんな最中、新しい夏の思い出が誕生しました。
「New Summer 8.23」
これ登りたいなー、と、半信半疑で眺めていたこの岩、当初思い描いていた通り、ハング中央の辺りからスタートし、縦に伸びたサイドの形状を伝って、右のバルジを抜けるライン。
高度感覚を確かめるべく正確に測ったところ、リップまで8.23m。目測通り。しかし落ちなくて良かったなー。とホッと一息!というわけで、2019年鞍瀬の夏も、機嫌良く締めくくることが出来ました。
今回登った経緯について、正直なところ、掃除、ムーブの組み立て、リハーサルと、全てロープを使いました。これが、今この岩に対して挑める自分のスタイルです。ムーブの組み立て、リハーサルはグランドアップでやりたかったのですが、結果ロープを使いました。これに対して、悔やんだりはしておらず、素直にその結果を受け入れるだけです。なにはともあれ、自ら開拓し、最終的に確保無し、ボルダリングスタイルで8メートル超えを登ったことには変わりはないわけで、その事実は自分の中では評価したい、そう思います。
世の中には意外と多くのクライマーが存在しますが、どのスタイルが正解かは、個々の技量に依存するわけで、それぞれの限界に挑むことこそが、クライミングのあるべき姿だと思います。体を鍛えて、グレードの限界に挑むも良し、グランドアップ、ボルトレス、最小限のボルトの数、フリーソロなど、リスクの限界に挑戦するも良し、そんな自分の限界に挑もうとするクライマーは、輝いていてカッコ良い。もちろん、フィットネスとしてジムでクライミングを楽しむことも、ジャンルは違うにせよ一つの楽しみ方として否定すべきことではありません。正解は無し、やりたいことを、やりたいようにやればいい、ただそれだけです。
さあ、次はどうしようか。お楽しみです。



