人を変えることは難しい、だから相手に変わってほしいと思うならば自分が変わってしまえばいい、という話を過去にしたことがあります。

 

親子関係にしても同様で、子供がどうしても親の言うことを聞いてくれないことってよくありますが、そういうとき親ってのは、なんとかして言うことを聞かせようとする。

なんとかして親の思い通りにさせようと努力する。

 

でも往々にして子供は変わってくれないものです。

 

子育てってのは今この瞬間の連続で、今この瞬間と同じ体験はもう二度と訪れないもの、ってことを僕ら親はついつい忘れてしまいがちです。

 

今の子供の姿は1年後にはもう見られない。

 

だからもう二度と経験できない現時点での、今この瞬間の子供との関係を大切にしようと思うこと、今を大切にしようと思うこと。

 

それができるようになると親の感情が落ち着き、子供への声掛けや態度が自然と変わっていき、すると子供の方が知らぬ間に良い方向に変わっていくことがあります。

 

そう、子供が変わるための出発点は「親が変わること」なのです。