猛暑真っ盛りですが、もうインフルワクチンの話題です・・・
10月から接種が開始となる医院が多いし当院もおそらくそうなるでしょう。
となると9月から予約開始となるわけで、意外にもシーズンは間近なわけです。
さて、今年はワクチンが少し違うと聞いているかもしれません。
どう違うかというと、従来の3価ワクチンから4価ワクチンに変わるってこと。
従来のワクチンは、A香港型・H1N1(新型)・B型の3つでした。
ところがワクチンを接種したのにB型にかかった、なんて方は多かったと思います。
A型に香港型やソ連型があるように、B型にも型があります。
A型のように多岐にわたるのではなく、B型はビクトリア株と山形株の2種類しかありません。
で、毎年このどっちが流行するか予想してワクチンを作るわけですが、当然ながら外れてしまうわけですね。
ここ数年はビクトリア株と山形株が両方流行したりするそうで、もう片っぽだけじゃ意味なくね?と言われてました。
「インフルエンザワクチンは効かない」などと揶揄される所以の一つはここにあるわけです。
なので、B型のどっちが流行してもちゃんとカバーできるよう、ビクトリア株と山形株の両方が入ったワクチンが切望されてきたわけです。
ちなみに海外のインフルワクチンは元々B型両方が入った4価ワクチンが普通でした。
当院で去年から輸入している「フルミスト」は元々4価ワクチンで、B型の両方ともカバーしていました。フルミストを接種された方ではB型インフルにかかる人は少なかったような印象があります。
でもって日本でも今年からようやくB型の両方をカバーした4価ワクチンが出ることになったわけです。
「ハズレ」が(理論上)ないワクチンなので、従来よりも高い効果が期待できますね。
ちなみに当院では今年もフルミストを輸入します。
例によってなくなり次第終了なので、ご予約はお早めに。