この時期よくある光景です。


夜中からの発熱、朝いちで病院を受診、そこでインフルエンザの検査、陰性・・・

そこで医者からは、

「まだ熱が出て間もないから陽性にならないのかもね」

「なんならもう少し時間をおいてもう一回検査して」

と言われる・・・


でもって夕方になっても熱が下がらないため、今度は当院へ来院。

午前中にそう言われたため再度検査してほしいと。


確かに朝の検査では時間が早くて陽性が出なかった可能性が否定できないから、ご要望なら検査しましょうと僕が言うと、お子さんは大泣き・・・

結構7~8歳くらいの大きな子でもかなり拒否します。


あの検査は二度としたくないくらい痛いんです!


だからこそ、確実に1回で済むタイミングで行うべきなんです。


「早いけどとりあえずやっとこうか」

「ああやっぱり陰性かあ、早かったのかな」

「まだ確定じゃないから今度もう一回検査してね」


そう気軽に言える医者に言いたい。

お前、1日に2回も鼻の奥に綿棒を突っ込まれてみれ!!



当院の大方針の一つ、「お子さんに負担を与える不必要な検査はしない」というのがあります。

これは何も特別なことではありません。

あくまでも人道的立場からごく当然なことを言っているんです。

誰だって苦痛を伴う検査は嫌です。

子供も大人も!

だからこそ確実に1回で決めたいじゃないですか。


ましてや、あのインフルの検査は子供にトラウマを残すくらい痛いものです。

(鼻の穴の形状が人それぞれなので、形状によっては激痛になることもあるんです)


医者も自分がされて嫌なことは子供にしないでいただきたいものです。


インフルの検査は12時間経たないと陽性が出ない可能性があって、無駄に痛い思いを子供に2回させてしまう事があるわけです。

だから、ママだってそれを理解していただき、もし強引に検査をされようとしたら、

「まだ早くて可能性が低いから、結構です」

断るぐらいの勇気も持っていただきたいです。