一番のネックだった料金プラン。


先日の記事では「月額会員」と「ビジター」に分けて設定してみました。


他の補助金を受けている施設に比べるとベラボーに高い料金ですが、それでも充分な需要があると見込んでのことでした。

実際にあの設定で、それなりに利用者・契約者があるでしょうから、赤字はそれほど大きくはならないと踏んでました。


川崎市公認の施設ではないため、医療法人として経営できません。

原則として僕の個人経営となり、つまり僕が法人から受け取る給料からやりくりして経営せねばなりません。

これは誤算でした。勉強不足の僕は法人で経営して良いものだと思っていたのですが、それは無理でした・・・

これに関しては後日書きます。


そんなわけで個人経営ですから、僕の私財を投じて運営することになります。

僕も家族を抱える身ですから、赤字は少しでも減らしたいという考えから、前回のような料金設定を決めたのです。



ですが、最終的にはここに落ち着きました。


利用料金 1日2500円定額


これが決定です。


この額は補助を受けている施設が設定している金額です。

僕のような補助なしの個人経営では大赤字は必死。

でも最終的にこの料金に設定した理由は以下の通りです。


1.前回の設定だと高くて利用できない人も多くいる。僕は一部の「富裕層」だけを優遇するようなことはしたくなく、全ての人に平等に利用してもらいたいと考えている。「公平性」のある事業であるということを行政にもアピールしたい。


2.既存の病後児保育施設と同額の利用額にすることで、真っ向勝負をいどめる。同料金で病児か病後児か、ママがどちらを選ぶかを見極めたい。当方(病児)に多くの利用者が殺到すれば、病後児がいかに中途半端なのかを証明できるし、それをネタに行政へのアピールにもなる。



高い料金を設定して、それを払える人だけをターゲットにすることは「ビジネス」としては当たり前のことではありますが、当院がやろうとしていることの趣旨とは異なってきます。

赤字になることは最初から覚悟の上でしたし、どうせ赤字になるなら他と同料金にしてしまい、既存の病後児保育施設と勝負したいと考えたのです。


先週の記事に書いたとおり、赤字を積み重ねる期限は4年後までと決めました。

4年間は私財を投じましょう。

それ以降は補助を受けられればトントンになるし、補助がなければ撤退します。



これで料金設定も決まりました。

出港は間近です・・・