僕は銀河が大好きです。

なので天体撮影の被写体としても、銀河を撮るのが好き。


でもだいたいの銀河は小さく、AX103S(825mm)では銀河をズババ~ンと写すことは難しいです。


ではもっと焦点距離の長い鏡筒を使えばという話になりますが、2000mmクラスになると撮影も激烈にシビアになり、強固な架台と精密なガイド、さらにはちょっとした風も許されない撮影環境が要求されます。

ですからドームでも立てて望遠鏡を据え置きしてしまえば話は早いのですが、そのようなお金も土地もありません。


まあ風の問題はその時のお空に祈るとして、それでも新兵器ロスマンディG11ならそうとう重い装備でもガンガン振り回してくれることでしょう。



825mmで撮る銀河は、
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大きな銀河の部類に入るM51でもこれくらいです。(これでもトリミングしてます)


このM51をカバチョと大写ししたい!これが目的です。


それには、まあ単純に考えても現在の倍以上の焦点距離が必要でしょう。

光学系もそれなりに明るくないといけないので、口径も20cm以上が必要でしょう。


そこで色々検討して候補を絞ってみました。



まずはやはり天下のビクセンでしょう。
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VMC200L/VC200L


カタディオプトリック光学系というやつです。

詳しくは分かりませんが、主鏡で反射させて副鏡でさらに反射させ、そこにメニスカスレンズという補正レンズを組み合わせることで、シャープでフラットな像を結ぶとのこと。


前者は主鏡が単純な一次球面鏡で、後者が6次非球面鏡を使ったタイプです。

どちらも口径200mm、焦点距離約1900mm。

後者のことをVISACと呼ぶらしいのですが、何がどう違うのか全然わかりません。

値段的にも後者がすこしだけ高いくらいで、それほど違いがあるようには見えません。


いずれもレデューサー付けると1500mm程度になり、AX103Sの倍くらいになりますね。


撮影用としてはどちらをチョイスした方がよいのでしょうか??




次に目をつけたのが、


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笠井トレーディングGS-200RC


リッチークレティアン式というカセグレンです。

僕の大師匠であるかわう様はこれの1個上の250を使用しておられます。

主鏡・副鏡ともに高次非球面に研磨されていて、さながらVISACをもっと複雑な鏡にしたものという考え方でよいのでしょうか?

多くの天文台で使用されている大型望遠鏡はリッチークレティアンだそうで、それをアマチュア用に出した例は少ないそうです。

カーボンハイブリッド製で6.4Kgと非常に軽いし、カッコいい!!

周辺までフラットな撮影が可能になる(若干収差が出るが単純なフラットナーで容易に補正可能とのこと)のが魅力ですね。

しかも、175mmという長いバックフォーカスも良い。

オフアキシス装置などの装着にも悩むことはないでしょう。

比較的安価でそれでいて高性能。魅力的です。

口径203mm、焦点距離1624mmと、無理のないスペック。


欲しいですねえ~。



ちなみにロスマンディG11は搭載重量27Kg!!


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僕のAX103Sなんて屁のカッパって感じです。


国内代理店のHPのレビューから勝手に掲載させていただきますが、


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どか~ん!!


こんなデカブツも載せられてしまうんですねえ。

なんか巨大ロケットでも打ち上げられてしまいそうですね。

すごい・・・