連休中は土曜などはパパ単独でお子さんを連れて受診にこられるケースが多くなります。
以前の記事で、パパの受診がどうもどんくさいと書いたとき、
「頑張るイクメンをもっと応援せんかいゴロァ!」
と、お叱りを受けた事がありました。
かくいう僕もまさにイクメンまっただ中。
毎日疲れている妻を少しでも休ませたいと思うのは、どこのパパでも同じなのでしょう。
自分が仕事休みの時くらいは、自分が子供を病院に連れて行きたい!
そう思うパパが多いというのは喜ばしい事です。
「オレが行ってくるから、お前休んでろ」
そんなカッコイイ台詞を残して来院されたことでしょう。
が!
パパ!
受診するなら、お子さんの病状をもっとしっかり把握していただきたい。
僕「今日は咳と鼻の受診ですね。いつ頃からでしょうか?」
パパ「いや、けっこう前からだと思います・・・」
僕「だいたいどれくらい前?」
パパ「いやちょっと、分からないんです・・・」
僕「熱はありましたか?」
パパ「いや、妻が測ってたけど僕は分からないです・・・」
僕「元気はありますか?食欲は?」
パパ「あると思いますが・・・ちょっと分からないです・・・」
僕「夜寝られないくらい咳がひどかったりする?」
パパ「えっと・・・おい、お前寝れてるか?」
と1歳児に問いかける始末。
これじゃ何の診察にもなりませんから!
中にはママから事細かい病状を書いた紙きれを持参して、それを無言で渡すパパもいます。
イクメンなら、もっとお子さんの病状、どんな症状がいつからで実際どれくらい辛そうなのか、そのへんをもっと把握したうえで父子受診をしていただきたい!
なんの情報も持たずに来られても、問診が成立しなければ診療になりません。
ママも、パパを送り出すのならもっとお子さんの病状を教えてあげましょう。