フラット補正は難しくて、今までまったくやったことがありませんでした。
あまり必要性を感じてなかったというのもありますが・・・
そもそも補正に必要なフラットフレームの撮影法が様々で、どれもめんどくさい!
でも、天体写真をより完成度の高いモノに近づけるためには絶対に身につけておかねばならない技術なのは間違いありません。
そんな中、最近始めたYahooブログで知り合った方に「FlatAide」というフリーソフトの存在を教えていただきました。
画像の中の星だけを消して、背景部分だけを残してフラットフレームを作ってしまうというソフトです。
こいつを使って以前撮った写真を再処理してみました。
鏡筒 :WilliamOptics Zenithstar80ⅡED (RD 436mm)
赤道儀:もちろんVixenSXD
カメラ:CanonEOSKissX5(nomal)
ガイド:NexGuide/miniBORG60ED
ISO:800/10min×8枚/ダーク補正あり
ノーマルカメラでしたが自画自賛のできでした。
唯一悔しいのは、左上にU字型にゴミが写ってしまったこと。
こいつを「FlatAide」を使って処理すると、
<フラット処理後>
なかなか違いが分かりにくいのですが、背景も均一になり、なにより左上のゴミが消えました!
本格的なフラット処理は手間がかかってあまりやる気が起きませんが、これなら出来そうです。
それにしても、こんなソフトを作ってしまう人がいるんですね。
感心してしまいます。
ただ、完全なるフラット補正ではなくあくまで疑似的なものなので、基本的にはちゃんとフラット補正した後の仕上げ的な感じで使うのが正解らしいです。
フラット補正、そろそろ覚えないといけませんね。