「デベソ」相談をよく受けます。
正式病名は「臍ヘルニア」といいます。
諸説ありますが、お子さん特に赤ちゃんは腹筋がまだ未熟なためと言われています。
例によっておばあちゃんの知恵袋によれば、
デベソは5円玉をあてがっておけば治る!
などと言われていますが、大ウソです。
臍ヘルニアは最終的には手術しか治療法はありません。
ですが、大半が1歳過ぎくらいには自然に治ってしまうものです。
また、臍ヘルニア自体が体に悪さをすることはないので、放っておけばいいでしょう。
腹筋がついてくると、相当でかいデベソでも自然治癒してしまいます。
もちろん5円玉など不要!
最近でも古い先生は、ガーゼを丸めた物を当てがって、テープで固定するよう指導される方がいますが・・・
これ、
1.こうやってもデベソは治らない!
2.テープでかぶれて湿疹がひどくなる!
以上の理由から、こんなことする必要はありません。
デベソは基本的に放置でよいでしょう。
では何故手術するのかというと、それは医学的な理由ではなく、美容的な理由です。
大きくなってもデベソが治らない場合もたまにあります。
女の子などは気にすることなので、そういった子は手術をします。
でも、せめて2歳、少なくとも幼稚園に入る前まで待っても構わないでしょう。