病原性大腸菌O-111による食中毒が話題になっています。
この記事を書いている時点で4名の方が亡くなっています。
そのうち2名が子供。
現在もお子さんが何名か入院しているそうです。
ユッケが原因とのことですね。
O-157などの病原性大腸菌は、下痢などの食中毒症状を引き起こす以外に、菌がもっている「毒素」により赤血球が破壊され、破壊された赤血球の残骸を腎臓が処理しきれなくなり腎不全を引き起こします。
腎不全を引き起こすと、尿に排泄されるべき電解質や毒素が体内に蓄積し「尿毒症」となり、それが脳などを侵し死に至らしめます。
これを「溶血性尿毒症症候群(HUS)」と呼びます。
とても恐ろしい病気で、死亡率も高いです。
こういった病原性大腸菌による食中毒や、それに付随するHUSなどは、「お肉」特に「生肉」を食べる以上、避けられないものです。
報道ではお肉の管理体制などが言われてますが、100%安全な生肉はありえないことなのです。
ですので最終的には食べる本人の判断・覚悟にゆだねられます。
生肉を食べる時には、お肉の中に病原性大腸菌が隠れている可能性があることを常に考えながら食べなければなりません。
僕、ユッケ大好きなんですが、食べる時は常にHUSに罹って死ぬ覚悟で食べます・・・
それくらい生肉を食べるというのは危険だということ、知っておいてください!!
ましてや免疫が未熟な子供に生肉を食べさせるのは論外!!
お子さんに生肉を食べさせるのはやめましょう!!
大人は・・・まあ、ご自分の判断でどうぞ・・・