入学式・入園式のシーズンですね。
開業して初めての春。
暖かくなってきて、桜も満開。
花粉さえなければ、本当にいい季節ですよね。
ところが、今年はいまだにインフルエンザがちらほら・・・
(毎年そうですが)
こういう時期に「急なお熱」で受診してくる、よくあるパターンがこれ。
母親いわく、
「明日が入学式なんです!」
「なのでインフルエンザかどうか確かめたくて・・・」
最初の頃は、言われるままに検査してあげてました。
そして陽性であれば、
「あ~インフルエンザだから明日の入園式はむりですね~」
「陽性と出た以上は法律で欠席が義務付けられてますからねえ~」
と、無慈悲に言ってきたものです。
でも、その時のママの落胆ぶりを見ているうちに、自分は何て残酷なんだろうと思うようになってきました。
一生に一度の晴れ舞台。
多少熱があっても出させてあげたいですよね。
なので最近は、
「明日が入園式なのでインフルかどうかを・・・」
ときたら、
「お母さん、インフルと分かったら絶対に入園式に出られませんよ」
「知らない方がいいんじゃない?」
と言って、検査をしません!
純粋に医者としてはダメなのでしょうが、検査してインフルと判明した子を確信犯的に登園させるよりは、まだましだと思うんです。
ただ、そうすることによって仮にその子が本当にインフルだとしたら・・・
入園直後にインフルが蔓延してしまいますね。。。
悩ましい季節です。